谷繁元信氏、3割打者が少ない理由を分析 「そういうピッチャー増えた」
近年は減少傾向にある3割打者。今年も両リーグともに少なく、その理由を谷繁元信氏が分析する。
プロ野球・中日ドラゴンズの元監督で野球解説者の谷繁元信氏が6日、自身の公式YouTubeチャンネル『谷繁ベースボールチャンネル』に出演。今季のプロ野球について語り、3割打者が少ない理由を分析した。
■両リーグで5人のみ
今回は視聴者からの質問に答える企画。その中で「今年なぜ3割バッターがいないのか(規定打席到達者)。谷繁さんの意見を聞きたい」との声が届く。
6日時点で、セ・リーグでは3人。パ・リーグでは2人だけで、1位のオリックス・バファローズの頓宮裕真選手でも3割1分に届いていない。
■球速がアップしている
2020年は両リーグで12人、21年は11人、22年は6人と近年は減少傾向にある3割バッター。
谷繁氏は「ピッチャーのレベルが上がってるってこと」と分析し、基本的な球速が以前よりアップしていると感じているという。
■変化球が多彩に
「あとは球種が増えたってこと。僕が入った30年前っていうのは、1人のピッチャーが4球種ぐらい持ってたら多い時代だったんですけど。それが5、6種類になってる」と語る。
投手全体のレベルが高くなり、オリックスのエースの山本由伸投手のように、持ち球全てがトップクラスに。「そういうピッチャーが増えてきたっていうことだと思う」と述べた。