ラミレス氏、セとパの“投手の違い”を独自分析 「パ・リーグの投手は初回から…」
アレックス・ラミレス氏がセントラルリーグとパシフィック・リーグの投手の違いを語る。工藤公康氏も持論を展開して…。
■ラミレス氏がセとパの違いを指摘
工藤氏の監督論をラミレス氏がインタビューする形でトークした今回の動画。話題はセントラルとパシフィックの「投手の違い」へ。
ラミレス氏は「セ・リーグはパ・リーグと少し違いますよね。パ・リーグの先発投手は1回から150キロ以上、155キロで投げていますよ。1回からですよ」と指摘する。
続けて「ただセ・リーグの場合、先発投手に7回を目標に投げろというと、ペース配分を考えてしまい、初回は145キロから146キロで投げてしまって、初回から崩れてしまうケースがあるんです」と話した。
■工藤氏も独自見解
さらにラミレス氏は「パ・リーグはセ・リーグとは逆で初回から飛ばしますよね。僕はそういう見方をしていました。工藤さんは初回から100%で出し切れという言い方を先発投手陣にしていましたか？」と質問する。
セ・パ両リーグでプレー経験を持つ工藤氏は「まあチームによっては、 6回以降リリーフがちゃんとしてるから、頭のなかでは最初から飛ばして、いけるところまで行ってやれと。 6回でバテるか、7回でバテるかそのときのコンディショニングにもよるので」と指摘。
続けて「そういうところを自分で考えたりとか、後ろをしっかりと理解したうえで、最初から飛ばして行けるとこまで行こうっていうピッチャーはまあ多いのかなっていうふうには感じていますよ。ただ、最初からそうしろよ、と僕が言っているわけではないです」と語っていた。
■工藤氏の実績や考え方を称賛
動画内では工藤氏がソフトバンクの監督時代の投手運用や人材育成に関する考え方を告白。
工藤氏の考えを聞いたラミレス氏は「これが監督として500勝以上、5回の日本一を達成した監督の考え方だよ。このような考え方は、なかなかできるものではないはずだ。もちろんセントラル・リーグや他の監督も良い考えを持っているが、これだけ素晴らしい戦績を持っている人はいないよね」と称賛する。
さらに「558勝378敗という素晴らしい数字が物語っているよ。彼の話を聞いていると素晴らしさが伝わるね」と話していた。
