ジャニーズWEST、「グループ名変更」を決めた7人の思い 中間淳太の姿勢を評価する声
「ジャニーズ」の名前を冠したグループの一つ、ジャニーズWEST。今後は新しい名前になるようで…。
2日、ジャニーズ事務所は創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり、記者会見を実施。事務所の社名変更、新会社立ち上げを発表し、大きな話題になった。
そんな中、「ジャニーズ」の名前を冠したグループの一つ、「ジャニーズWEST」はグループ名を変える決意を固めていて…。
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■ジャニーズWESTの名前も変更に
ジャニーズ事務所は10月17日付けで社名を「SMILE-UP.(スマイルアップ)」に変更する。会見で東山紀之は、関ジャニ∞やジャニーズWESTなどのグループ名に関して、「本人達も葛藤があると思うが、変えていくと聞いています。ジャニーズと付くものはすべてなくなります」と説明していた。
ジャニーズWESTは、性加害問題を受けてグループ名を変える方向で話を進めていたようだ。
9月29日、同グループの中間淳太は、情報番組『よんちゃんTV』(毎日放送)に出演した際、「(ジャニー氏の性加害を)フラッシュバックする方も絶対いるので。僕たちも正直変えたくない部分はあったけど、ファンの人も納得する名前を模索しているところです」と発言していた。
■来年デビュー10周年だったが…
ジャニーズWESTは2014年にデビューした、関西ジャニーズJr.出身者によるグループ。メンバーは、中間、桐山照史(あきと)、濵田崇裕、重岡大毅、藤井流星、神山智洋、小瀧望の7人だ。
安定した人気を誇り、近年はドラマやバラエティ番組に出演するメンバーも多く個人の活動も順調だった。あるテレビ局関係者は、7人がグループ名変更に至る決意に踏み切った心境をこう推察する。
「ジャニーズWESTは来年デビュー10周年を迎えます。ここ数年、グループを脱退したり、事務所を辞める人も多い中、彼らはデビュー以来一人も欠けることなくここまで来ました。『ジャニーズWEST』の名前には強い思い入れがあったと思います。それでも、7人全員が被害者の心境を最優先に考えた結果、グループ名を捨てることに決めたのでしょう」(テレビ局関係者)。
■リーダーシップを発揮した中間
大きな決断に至るまでに、メンバーやジャニーズ事務所と何度も話し合いを重ねたことだろう。特に、先述した中間は強い思いで臨んでいたようだ。
「グループ最年長の中間さんは、みんなのまとめ役になることが多いです。ジャニーズの性加害問題を受けて、グループ名をどうするかに関しても、彼が積極的に他のメンバーから意見を聞いて考えをまとめたそうですよ」(前出・テレビ局関係者)。
グループ内でまとまった意見を情報番組を通じて発信してきた。「事務所に忖度せず、ファン、被害者、すべての人の思いを考慮して自分の意見を伝えていた印象です。事務所を通じて伝えることもできましたが、中間さんはきちんと自分の言葉で話すことにこだわっていたと思います」(前出・テレビ局関係者)。
■ネットでも中間を評価する声
グループ名変更に対する中間の姿勢はネット上でも話題に。
「一つのグループが動くことで、それに追随するグループも出てくるだろうし、いい流れを作ったと思う」「世論や自分達の置かれてる立場や状況をよく理解してる」「自分が矢面に立って、グループ名を変更しても良いと言えたのはすごい」「今の批判ムードの中、きちんと自分の意見を伝えてる」など、中間を評価する声があがっている。
デビュー10周年を前に、ジャニーズWESTはどんな名前になるのか──。
■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。
仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)