話題の「ゴッホピカチュウ」が転売ヤーの餌食に… 9万円での販売に「悲しい」の声
ゴッホピカチュウが転売の被害に。ファンからは悲しみの声が。
28日、名画家フィンセント・ファン・ゴッホの作品を所蔵するオランダ・アムステルダムのVan Gogh Museum(ゴッホ美術館)が公式Xを更新。『ポケットモンスター』シリーズとのコラボ企画を発表すると、現地の状況が「地獄」になっていると話題を呼んでいる。
■ゴッホ美術館とコラボ
先日、発表が行なわれたVan Gogh Museumと『ポケットモンスター』シリーズのコラボ企画。ゴッホの『自画像』のピカチュウ、『ひまわり』のキマワリ、『ファン・ゴッホの寝室』のカビゴンとゴンベなどゴッホの有名作品とポケモンとのコラボイラストが公開され、これらのカードがポケモンカード化され配布されることが発表された。
この手のアートとポケモンカードのコラボ企画は以前から行なわれており、過去にはムンクの『叫び』を模したものの配布も行なわれていた。
■ファンからは心配の声
そんなポケモンカードは、最高潮のタイミングと比較すると少し落ちはしたものの、レアカードの価値が非常に高いことで知られており、これらを転売して生計を立てている…なんて話も聞くほどだ。
今回実施されたコラボ限定の配布カードは、オランダのアムステルダムでのみの配布となっているため、当たり前のようにレア度が高いため、以前からファンの間では「カードだけじゃなくグッズも転売がすごそう」「海外の転売ヤーが群がるはめになるのか…」といった声があがっていた。
■9万円で転売
そんなファンらの予想は的中した模様。海外のカードゲームコミュニティーの公式Xが29日に更新した動画では、Van Gogh Museum内にてユーザーらがポケモンコラボのグッズを取り合っている様子が映されていた。
またフリマアプリを確認してみると、ゴッホの『自画像』のピカチュウが描かれたポケモンカードが約9万円前後で転売されており、6万円前後で出品されているカードは売り切れ状態となっていた。
これらを受け、ネット上では「前にゴッホ展に行って感動したからすごい悲しい」「こんなんわかりきってることだろ」といったファンからの悲しみの声があがっていた。
■執筆者プロフィール
北田力也:エンタメ、ゲーム、グルメ記事を中心に執筆している20代ライター。
小学生のころ一度ゲームを引退したが、社会人になってから友人に誘われてNintendo Switchを購入したところ、その反動もあってかドハマり。『ポケットモンスター』シリーズやFPS系ゲームをはじめ、幅広くプレイしている。
なお、最近のマイブームは『Stardew Valley』で永遠と釣りをすること。
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(文/Sirabee 編集部・北田力也)