生中継中の女性記者の尻に触れた通行人 カメラに映されスピード逮捕に
女性記者に近寄り、いきなり尻を触った通行人。その後も大胆な態度だったというが、ほどなくして逮捕された。
生中継の最中に、通行人に体を触られた女性記者。その後に捜査を開始した当局が男の身柄確保に成功したことを、『UNILAD』など海外のメディアが伝えている。
■女性記者に男が接近
12日、スペイン・マドリードで発生したとされる強盗事件の現場近くへ、女性記者のイサ・バラドさんが訪れた。
そこから生中継である番組に出演していたところ、背後から近寄った男にいきなり尻を触られた。「どこのチャンネルですか」と話しかける男にバラド記者は苛立ち、「ちょっと待ってください、生中継中ですよ」と返している。
■スタジオのホストが助け舟
この様子をスタジオから注意深く見ていた番組ホストのナチョ・アバドさんは、「イサ、遮ってしまって申し訳ないね」「だけど今、その男に尻を触られたのですか」と声をかけた。
「そうです」と答えるバラド記者に、アバドさんは「その男をカメラの前に立たせてください」と指示。
アバドさんに励まされたかのように、バラド記者も「私の尻を触る必要なんてありますか」「私は生放送中ですよ、仕事の最中なんです」と声を荒らげ男を責めた。
■体を触った男を逮捕
男は「触ってなんかいないよ」と否定したが、直後にバラド記者の頭に手を伸ばし、ようやく歩き去った。
バラド記者は「(通行人に邪魔されて)すみません」と謝罪したが、アバドさんは「謝ることなんて何一つない」「本当に腹が立つ」とも述べ、男に対する怒りをにじませた。
その後、警察はすみやかに捜査を開始して男を逮捕。警察官2名が男に手錠をかけ、連行する様子も話題を集めた。
現地メディアからは、「バラド記者をサポートする」という応援の声が噴出し、男を痛烈に批判する声も多くあがっている。
■過去にも似た出来事が…
2019年には、アメリカのマラソン大会会場で生中継していた若い女性記者に、接近した男が尻を叩く様子が放映され、「記者が気の毒」という声が噴出した。
ネットユーザーたちは犯人探しを始め、多くの人が男の名前やSNSを簡単に突き止めたこと、また男が同大会主催団体よりイベントへの登録を禁じられたことも、世界中で報じられた。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)