公園で見かける男性を失明させた男が逮捕 携帯電話で話す声に苛立ち…
公園で犬の散歩を日課にしていた男。すれ違う度に話し声がうるさく、「イライラ」させられたという理由で男性に危害を加えた。
アメリカの公園で、男性の頭を銃で撃ち失明させたとして、殺人未遂の疑いで男が逮捕された。『Idaho State Journal』『KMVT 11 News』などが伝えている。
■頭を撃たれた男性が失明
1日の午前11時20分頃、アイダホ州警察ブレインカウンティ署は、通行人から「助けを求めている人がいる」などと通報を受けたという。現場に駆け付けた警察官は、公園に停めていた車の中で頭部を銃で撃たれたとみられる男性(34)を発見した。
男性は意識はあったが重傷で、ドクターヘリで病院に搬送された。なお、犯人はそのまま車で逃走したという。
男性の姉によると、一命をとりとめたものの、左目を貫通した銃弾が右側頭部こめかみ付近に停留しているという。銃弾摘出手術については慎重に進められる方針だというが、いずれにしても男性の両目は失明状態で、回復の見込みは低いという。
■犯人が自供
捜査を開始した警察は、男性の証言や通行人の目撃情報から、公園のほど近くに住む男(72)を容疑者としてマーク。公園に乗りつけた犯人の車の特徴が、男の車と似ていたという。
捜査員が男の自宅に行き事情を聞いたところ、男は男性を撃ったことをあっさりと認め、その動機も話し始めた。
男の供述によると、犬の散歩で妻と公園に行くことが日課であり、散歩中に被害者男性をたびたび見かけていたそうだ。男性は車を公園の脇に停車させ、運転席に座ったまま何をするでもなく、いつも携帯電話で話をしていたという。
■携帯電話で話す声に苛立ち…
男性は車の窓を開けたまま大声で通話していたようで、男はすれ違うたびにその話し声に苛立ち、数週間ほど前から男性を殺害しようと考えていたそうだ。
事件当日、男性を見かけて話しかけるも無視され、これがきっかけとなって銃撃したという。のちの家宅捜査で、男の自宅から男性を撃ったとみられる銃が見つかった。
男の自供を受けて、警察は殺人未遂容疑で男を逮捕した。男には目立つ犯罪歴がなかったため保釈金の設定がなされたが、現時点で釈放されたとの情報はない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・宮 ちてら)