宝飾店に押し入った男に店員らが猛反撃 「すごい」「気をつけて」と賛否両論
ハンマーを持って店に入った男から家族と店を守るため、店員たちが力を合わせて反撃。ボコボコに殴りつけ、逃げ出すまで容赦しなかった。
凶器を持って店に入った大柄な男に、店員たちがひるまず突進して追い払った。『New York Post』などアメリカのメディアが伝えている。
■店に入った男に反撃
先日午後2時12分頃、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスの宝飾店に、ハンマーを持った大柄な中年男が出没。商品の展示用ケースを叩き割るなどし、店員たちを驚かせた。
白昼堂々と盗みを働こうとする大胆な男を見て、店員3名が反撃を決め、長い棒を持つなどして男に殴りかかった。
■逃げ出した男
店員たちは男を棒で何度も叩き、強烈なパンチとキックも連発。その激しさに男はひるみ、抵抗もほぼできないまま店の外に逃げ出した。
この時点で男のシャツは破れ、上半身は裸に。ズボンもずり落ち、尻を半分出した状態でよろよろと走り去ったという。騒動でガラスが粉々に割れて血も飛び散ったため、店内は悲惨な状態になり清掃に追われたというが、店員たちは無事だった。
■「自衛です」とコメントも
店で働く人物は匿名で一部メディアの取材に応じ、「私、おじ、父の3人であの男を追い出したんです」「家族を守ろうとしたんです。あいつは父とおじを殴ったんですから」と語った。
店の関係者によると、男は逃げる直前に「お前ら全員ぶっ殺す」「射殺だ」などと喚いていたとのこと。近くの店で働く男性も取材に応じ、「本当に怖いですね」「こういうことはどの店でも起こり得ることですから…」と不安そうに話した。
追い払われた男は、まだ逮捕されていないという。
■「よくやった」という声
この件を複数メディアが報じた直後、「店員たちがマジですごい」という称賛の声が噴出。しかし「店の外に出たら追わないほうがいい」「外で仲間が待っているケースもあるから気をつけて」という意見も上がっている。
また男のさらなる犯行を心配する人からは、「次回はより慎重に、もっとやばいことをするのではないか」といった声も出ている。
店に入る客を制限することも難しく、「防犯対策には限界がある」という意見も少なくない。お金はかかるが、店と店員を守るために警備のプロを雇う人も増えているようだ。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)