美しすぎて食べられないケーキがネットで話題に 作者にその「製造工程」を聞いた
見るだけでお腹いっぱいです…。これほど美しいケーキがかつてあっただろうか。
巷では映えるスイーツが毎シーズン話題を呼ぶが、いまネットではあまりに美しすぎるカラフルなケーキが話題を呼んでいる。光沢感がすごい…。
■この素材ってガラス? アメ?
「ガラスをイメージしたケーキ」とコメントを添えて、画像を投稿したのは、X(旧・Twitter)ユーザーのkooさん。
四角い箱型のケーキの上には、ブドウやチェリーらしきものが乗っているが、全て透け感があり、宝石のように輝いている。色もじつにカラフルで、マーブル柄のよう混ざり合う様が何とも美しい。もはやこれはケーキというより、一つの芸術品だ。
気になるのがその素材。前述のよう「ガラスをイメージ」というが、どうみてもガラスそのもの。製造工程はもちろん、実際に食べれるのかどうかもよくわからない…。
ガラスをイメージしたケーキ pic.twitter.com/hTArWMJJkq
— koo (@koo02502124) September 2, 2023
■「これ食べられるの!?」と反響
投稿作品の不思議な美しさに魅了されたユーザーは多く、「ケーキ…???美しすぎる」「ケーキに見えない!綺麗すぎて食べれない」「ケーキをイメージしたガラスかと思った 凄すぎます」「芸術」など絶賛の声が次々上がっている。
また記者同様、「脳がバグった」と混乱する声も多かった。
記者は、そんな良い意味で皆を困惑させるケーキを作った投稿者・koo(クー)さんを取材した!
■ケーキの正体はまさかの〇〇
このケーキは、残念ながら現実には存在していない。その正体は、まさかのAIによって作り出された画像だった。画像生成には30分~45分ほどかかったという。発想のきっかけは何だったのか?
「こんなケーキがあったらいいな。というのが発想の始まりです。私の中ではケーキって特別なお菓子ってイメージが強いんです。そんな特別なお菓子をより特別な存在にできたら面白いなって。ガラスみたいなケーキってあったらもったいなくて食べれないなーとか」(kooさん)。
確かにこんな綺麗なケーキがあったら食べたらもったいないと思ってしまうだろう。アイデアからして夢が詰まりまくっている…!
■これまで作ったAI画像は約25,000作
kooさんが今までに作ったAI画像は、未公開含めて約25,000種にもなる。そのうち20,000枚は美麗なドレスなどの衣装デザインだという。
「私は総合芸術家と名乗らせて頂いています。以前は昆虫標本制作、カクテル作り、ハンドメイド、詩を書く、絵(デジタル、油絵)作曲、アート制作、企画、シルバーアクセサリー作りをしていました。そんな中、アートの一環で取り組んでいるのがaiを使ったデザイン。普段から『こんなのがあったらな、こんな衣装があったらいいな』と考えています。ノートにまとめたり、材料があれば、その場で作ります。思いついたことはなるべく形にしています」(kooさん)。
今回のケーキ作品は残念ながら実際には食べられないが、食べる時のことや味を想像するだけでワクワクする楽しさをkooさんの作品から感じさせてくれた。そしてこの作品を元に、実物のケーキが作られる未来があったらステキである。これからも唯一無二の感性でユーザーたちを楽しませてくれるはずだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・黒森ぬぬ)