小林よしのり氏、太田光のジャニーズ問題コメントを評価 「誰も言わないことを…」
17日放送の『サンデー・ジャポン』で太田光が発したジャニーズ問題のコメントを、小林よしのり氏が評価している。
漫画家・評論家の小林よしのり氏が17日、自身サイト『ゴー宣ネット道場内』のブログを更新。同日朝に放送された『サンデー・ジャポン』(TBS系)で、爆笑問題・太田光が発したジャニーズ問題へのコメントに賛同した。
■放送中にブログを更新
小林氏は放送中にリアルタイムでブログを更新し、冒頭から「びっくり仰天だが、太田光がジャニーズ問題では正しいことを言っている」と評価。
続く行では、「企業は海外しか見ていない、国内のジャニーズメンバーの人権は見ていない。民事裁判で負けたときに企業はCMを止めるべきだった、今やめるのはあべこべだ。刑事裁判に問うべきだ」と、太田のコメントを要約する。
■「誰も言わないことを太田光が言っている」と評価
さらに、「偏差値秀才のお利口さんのコメンテーターが誰も言わないことを太田光が言っている」と、他者が論じない点に太田が触れたことも評価。
普段は太田に対する厳しいコメントも目立つが、今回は賛同したことを示し、「彼には存在価値があるな」と高く評価した。
■今朝の放送で企業側に疑問
太田は同日放送の「サンジャポ」で、性加害問題を理由にジャニーズタレントの広告起用を見直す企業に対し、「ジャニー(喜多川)さんが生きていて、性加害が起きていて、その事実が確定しているときは契約を結んでたけど、その人が亡くなって、性加害も認めて、それ(事務所運営)を今度やり直しますってときには契約を切るって、あべこべになっちゃってると思う」などとコメント。
「本来だったらもっと前に、『疑いを晴らさなければ契約は継続できませんよ』といったこともやれたはず」とも語り、「『人権』に浮ついたものを感じる」と企業側の軽さを指摘していた。
■小林氏も企業側に厳しいコメント
小林氏も15日のブログで、「今のジャニーズタレントは、万が一、被害者であっても、犯罪者では断じてない! なのに、今のジャニーズタレントをCMに起用したら、『人権侵害を認めることになる』と言いながら、ジャニーズタレントの人権を侵害している!」と発信。
「大企業のジャニーズCM離れというのも、国外では人権真理教の顔色を見た忖度だろうが、国内ではジャニーズタレントへの偏見を植え付け、仕事まで奪う人権無視の差別行為になるのだ!」などと、起用見直し問題で企業側に厳しい姿勢を示している。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)