ガリガリ君、学校給食に採用されていた 「教師も喜ぶやつ」ネットで絶賛の声相次ぐ
「ガリガリ君が学校の給食で食べられる?」──。 ネットで拡散される商品を取材した。
9月に入ったが、雨が降ったこともあり、全国的にジメジメ蒸し暑い日が続く。まだまだアイスのお世話になる人も多いことだろう。アイスの中でも根強い人気を誇るガリガリ君は、スーパーやコンビニなどで手軽に買える。
「意外な場所」でも親しまれているようで…。
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■学校給食にガリガリ君が…?
ガリガリ君は1981年から販売されている人気商品。幼少期、誰しも一度は口にしたことがあるはず。そんなガリガリ君、じつは学校給食にも採用されている。
8月初旬、X(旧ツイッター)で学校給食用のカップに入ったソーダ味のガリガリ君の写真が拡散され、注目を集めた。調べたところ、「ガリガリ君カップ」はソーダ味とぶどう味の2種類。
暑い夏、体育の授業終わりの給食でガリガリ君が出てきたら、子供達のテンションが上がること間違いない。
■ネット上でも反響を呼んで…
学校給食用のガリガリ君は、ネット上でも反響を呼んでいる。
「子供が給食でガリガリくんのカップが出たって言ってたのこれだったのか」「 給食に出たら子供だけじゃなくて先生も喜びそう」「学生時代にほしかった。羨ましい」など、絶賛の声が続出。
また、「棒タイプだとすぐ溶けちゃうから油断してると服に落ちるけどこれは安心」「カップにしてくれると子供も食べやすい」「最後の方、棒から落ちがちだからカップ仕様いいと思う」といった、提供方法に注目する声も見受けられる。
全人類を歓喜させるであろう商品は、いかにして爆誕したのか。販売元である赤城乳業に取材したところ、「様々な事実」が明らかになったのだ…。
■開発に至った経緯は…
赤城乳業の担当者によれば、一部の小学校・中学校で給食のデザートとして提供されているとのこと。
開発に至った経緯に関して、担当者は「市販品以外の商品案を検討する中で、『学校給食のデザートとしてアイス(ガリガリ君)が出たら喜ばれるのではないか』との発想から商品化を検討しました。給食用デザートの製造実績のある協力工場にて、2012年頃から製造・販売しております」と、振り返る。
ガリガリ君は昭和、平成、令和と時代が変わっても、リーズナブルな価格を貫き、子供達を笑顔にさせてきた。そんなガリガリ君の強みを考えると、学校給食に採用されるのも納得がいく。
■一般販売の予定は…
お馴染みのスティックではなく、カップでの提供も注目を集めた。なぜ、カップ容器にしたのだろうか。担当者は「スティックタイプは溶けると崩れて落ちやすいのに対し、カップタイプはスプーンで食べられるため低学年の児童にも食べやすいのではないかという考えからです」と話す。
ネット上では、スーパーやコンビニで「ガリガリ君カップ」の販売を求める声も見受けられる。一般販売する予定はあるか尋ねたところ、担当者からは「今のところ、予定はございません」という回答が。コンビニ等では見られない形というのも、特別感があっていいかもしれない。
これからも、ガリガリ君はたくさんの子供達を幸せにさせてくれることだろう。
■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に取材。飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。
仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。今期の推しは、『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)と『ばらかもん』(同系)。『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系)の行方も気になる毎日。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)