一週間で打点10 お立ち台2回の牧秀悟が止まらない【DeNA週間MVP】
先週のタイガース戦・ジャイアンツ戦にてベイスターズに勢いをもたらした牧秀悟の活躍を振り返る。
29日から首位タイガースに挑んだ2連戦を連勝。本拠地の横浜スタジアムに戻ってのジャイアンツ戦に2勝1敗と3つの貯金を増やすことに成功した先週の横浜DeNAベイスターズ。
■頼れる4番・牧秀悟の存在
この勢いをチームにもたらしたのは、頼れる4番・牧秀悟の活躍だった。
29日のタイガース戦では9回に佐野恵太が起死回生の2ランで試合を振り出しに戻した直後「佐野さんの同点本塁打の流れに自分も乗ることができました。投手陣が頑張っていたので勝ち越すことができよかったデスターシャ!」と自画自賛の一打をレフトに運んだ。
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■本人も驚いた決定的な一打
翌日も同点の6回、広い甲子園の右中間に叩き込む勝ち越し3ランを放ち勝利に貢献。
「チャンスを前の打者が作ってくれたのでランナーを還すことができよかったです。しっかり捉えられましたが、まさか本塁打になるとは思わなかったです」と本人も驚く一打だった。
■本拠地でもその威力を発揮
甲子園2連戦ともお立ち台に上がり、意気揚々と帰ってきた本拠地でのジャイアンツ戦でも、勢いは止まらなかった。
1日には追い上げられていた5−3の7回、弾丸ライナーでレフトに白球を突き刺すダメ押し弾。
翌日も満塁の場面で走者一掃のタイムリーツーベースでしっかりと打点を増やし、3日も1打席目からツーベースで打点を挙げ、初回の失点で相手に向いていた流れを取り戻すことに成功した。
■打率、打点ともに文句なしの結果に
最終的にこの間、24打数8安打で打率.333、ホームラン3本、打点は脅威の10と、打線の核として印象、数字とも文句なしの結果を残した。
この活躍で打率も3割に乗せリーグ5位で、ホームラン25本はリーグ2位タイ。もっともこだわる打点は91まで伸ばし、2位の岡本和真に5の差をつける堂々のトップと、打撃部門でも常に上位となっている牧秀悟。
胸突き八丁の9月の戦いの中、“ハマの4番”の存在が更に増していく。
■執筆者プロフィール
萩原孝弘:1971年生まれ。生まれも育ちも横浜の生粋のハマっ子で、大洋が横浜に移転して以来、一貫してホエールズ〜ベイスターズファン。
23年のオフィシャルイヤーブックもライターとして参加した。あくまでもファン目線で、独自のインタビューコラムや記事を各媒体で執筆中。
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(写真・取材・文/Sirabee 編集部・萩原孝弘)