日曜劇場『VIVANT』、ノベライズ本が売り切れの大反響 ドラマでは味わえない魅力も…

日曜劇場『VIVANT』のノベライズ本が発売。ネット上では「売り切れだった」という声も…。

2023/09/04 04:15

VIVANT

日曜劇場『VIVANT(ヴィヴィアン)』(TBS系)が、終盤に差し掛かり、ますます盛り上がりを見せている。怒涛のストーリー展開、複雑な人間模様にハラハラする人も多いことだろう。

そんな人気ドラマのノベライズ本が発売。こちらも話題を呼んでいて…。

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■人気ドラマのノベライズ本

『VIVANT』は、エリート商社マンの主人公が、所属部署で起きた誤送金事件の損失130億円を回収するため、バルカ共和国へ向かうところから始まる。誤送金を発端に、国際テロ組織や公安なども巻き込み、誰が敵で誰が味方か分からない複雑な人間関係が入り混じった壮大な物語だ。

主人公のエリート商社マン役の堺雅人の他、阿部寛や松坂桃李、役所広司、嵐・二宮和也など、豪華なメンバーがそろっている。同作に原作はなく、『半沢直樹』や『下町ロケット』シリーズを手がけた福澤克雄監督による完全オリジナルストーリー。

VIVANT

8月30日に発売されたノベライズ本『日曜劇場「VIVANT」(上)』(扶桑社、1,100円)も、ドラマの内容に沿ったオリジナルの本格派ミステリー小説。9月下旬には、下巻も発売予定だ。

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■「売り切れ」になるところも…

人気ドラマのノベライズ本は、ネット上でも話題に。

「1話2話は未視聴だが、ちゃんと彼らで想像ができる」「登場人物多くてストーリー複雑だから活字でゆっくり読めるのありがたい」「これまでのあらすじ分かるし、伏線回収も楽しめるから最高」など、歓喜の声があがっている。

また、「ネットで買おうと思ったら品切れ」「職場の近くの本屋ラスト1冊だった」「ノベライズ本売り切れやった」など、入手するのに苦労する人の声も…。

本も人気であることが窺える。

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■気になる本の内容は…

記者もノベライズ本を購入。表紙はお馴染みの赤色の『VIVANT』というタイトルと、砂漠を歩く3頭のラクダのイラストのみ。

VIVANT

堺や阿部、二階堂、二宮など、主要キャストの写真は1枚もない。ドラマは、放送開始まで詳細な内容を告知しない手法を取った。ノベライズ本も、シンプルなデザインで「VIVANTらしさ」を感じる。

中身の詳細はここでは触れないが、ドラマ序盤~中盤のストーリーを描いており、変に先の展開がネタバレになることはない。活字のため、映像では見落としていたキャラクターの些細な言動や表情が分かり、新たな発見があると思う。ドラマだけでは味わえない魅力と言える。

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■出版業界では嬉しい悲鳴も…

ある出版業界関係者は、業界内でもノベライズ本の売れ行きは「好調だ」と噂になっていると話す。

「ネットで予約注文する人が多く、かなりの注文数だったそうですよ。近年、出版社は、本や雑誌が売れない”出版不況”が深刻です。ドラマや映画のノベライズ本も例外ではなく、人気ドラマの本でも売れ行きが芳しくありません。その点、『VIVANT』は書籍のヒットにも期待できます」(出版業界関係者)。出版業界からも嬉しい悲鳴があがっているようだ。

ドラマは終盤に差し掛かり、いい意味で視聴者の予想を裏切る衝撃的な展開が続いている。最終回までに今一度ストーリを整理したい人は、ぜひノベライズ本を購入してほしい。

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■執筆者プロフィール

斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。

某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に取材。飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。

仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。今期の推しは、『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)と『ばらかもん』(同系)。『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系)の行方も気になる毎日。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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