大谷翔平が右肘靭帯を損傷した要因はスイーパー? 江川卓氏が独自解説
右肘靭帯損傷が発覚した大谷翔平選手。その要因を江川卓氏がYouTubeチャンネル『江川卓のたかされ』で分析した。
■大谷選手の故障の原因は…
大谷選手が右肘靭帯を損傷したことについて、スタッフが「損傷が発覚する前に指がつったりだとか、痙攣が起きたりしていた。この一連の症状と肘の怪我は関連があるのか?」と質問する。
江川氏は「今年のシーズン前なのか、掛布と話したときに言ったのか、どちらかだと思いますけど、 ピッチャーのほうは10勝ぐらいにしといたほうがいいっていう話はさせていただいたことがあると思います。15勝を目指すと、ちょっと怖いという話をした覚えがあります」と語る。
続けて「勝つことが悪いということじゃないんです。大谷さんがスーパースターで両方こなしてるのはすごいと思います。盗塁したり、 ピッチャーやって10勝、ホームラン44本。素晴らしいということに尽きるんですけど、やっぱり疲労したなかでピッチング。バッティングをやってるっていうのは、たぶんあったと思うんで、壊さなきゃいいなっていうのは思っていました」と話した。
■スイーパーが影響?
江川氏はさらに「もう1個ここでしゃべっているのが、スイーパーというボールがすごく多かったので 、あれを投げるときに肘が下がるから注意したほうがいいって言ってると思うんですよね」と指摘。
スタッフが「はい」と同調すると「わかりませんけど、僕は影響した感じがするんですよね。 やっぱりスライダーというのは肘を落とすので、その負担が出てこなきゃいいなとずっと思ってましたけども。今、思うのはこの投げないっていうことが重症じゃなければいいなっていうことですよね」とコメントした。
■少しずつ疲労が?
スイーパーという球種について、「バッターにとっては打ちづらいボールですけど、リスクもピッチャーは持つので。 肘が絶対に下がって横に曲げるわけですから。松坂(大輔)さんは曲げてあげるって言ってましたよね」と江川氏。
続けて「松坂さんとの対談でも言いましたけど、リスクがすごくあるから、減らしたほうがいいなって思ってましたからね 。それがこういうことになっちゃったので。僕はそのときに思ってましたので。最近の出来事じゃないと思いますけどね。少しずつ疲労がたまったんだと思っています」と分析していた。
大谷選手は右肘靭帯損傷発覚後、指名打者としてゲームに出場中。治療方法や詳しい損傷の状況などはわかっていない。