掃除のプロが教える「断捨離術」がスゴい… ゴミ箱以外に“あるモノ”を置くだけ
断捨離をする際のポイントや役立つアイデアを「片付け110番」が紹介。とくに悩みの種でもある、“グレーゾーン”の片付けを一瞬で解決する方法があった…。
ハウスクリーニングや不用品回収などを手がける「片付け110番」が、“断捨離”に役立つアイデアを公式YouTubeチャンネルで紹介している。
■コロナ禍で「断捨離」ブームに
不要な物を手放し、身軽で快適な生活を手に入れる「断捨離」は、2009年に出版された書籍をきっかけに知られるようになり、翌2010年の「新語・流行語大賞」にノミネートされるなどブームに。最近では、コロナ禍のステイホームを機に断捨離をする人が増えて話題となった。
ただ断捨離といっても、何をどう捨てればいいのかよく分からなかったり、面倒になったりで、結局挫折してしまったという人も。
■基準を明確に
そこで「片付け110番」が、失敗しない断捨離術について解説。まず下準備として、不要な紙類やダイレクトメール、空のペットボトルなど、見るからに「ゴミ」でしかないものを捨てる。
次に、「残すものと手放すものの基準を明確にする」ことが重要に。残すのは「3,000円以内で買い直せない物」「今使っている物」「こだわりがある物」「ときめく物」が基準となる。
一方、手放す基準は「期限切れの物」「壊れた物」「劣化した物」「同じ用途の物が2つ以上ある」「習慣が変わった物」「1年以上使っていない物」「適正量以上の物」などで、書類はデータ化、思い出の品は写真に撮った上で処分することも選択肢となる。
■「保留ボックス」を用意
しかし断捨離の大きなハードルとなるのが、必要か不要かが判断しづらい“グレーゾーン”の物。手放すのがためらわれる物や、手放した後で後悔してしまう場合もある。
そこで、収納ケースや段ボール箱の「保留ボックス」を用意。判断に迷うものを入れ、タンスの上などの高い場所に置いておき、半年から1年後を目安に中身を確認する日付を決めて明記しておく。
■「今使うか」で判断
確認する日付まで中身を1度も使わなかったり、箱を開けた際に「もう使わないから大丈夫」だと納得できたりした場合に断捨離するようにすれば、スムーズに手放せるという。
同社では、「壊れた物」だけを処分しようとすると、家の中に処分できるものはほとんどないとして、「『まだ使えるか』で判断せず、『今使うか』で判断して断捨離してみてください」と呼びかけている。