『はなちゃんのみそ汁』作者の安武信吾氏、“奇跡のショット”を公開 23年前と同じ構図に感慨
『はなちゃんのみそ汁』で知られる安武信吾氏。『24時間テレビ』出演のために東京を訪れ、思い出の場所で撮影した“奇跡の写真”を公開した。
2012年に出版されて反響を呼んだエッセイ『はなちゃんのみそ汁』(文藝春秋)で知られる安武信吾氏が29日、Ameba公式ブログを更新。今月26、27日に放送された『24時間テレビ46 明日のために、今日つながろう。』(日本テレビ系)で東京を訪れた際に撮影した“奇跡のショット”について振り返った。
■2014年にドラマ化
『はなちゃんのみそ汁』は、がんを発症した安武氏の妻・千恵さんの闘病と、その闘病の最中に誕生した長女・はなさんの生活をつづったブログの書籍化作品。
2014年の『24時間テレビ37』でスペシャルドラマとして放送され、安武氏を関ジャニ∞・大倉忠義、千恵さんを女優・尾野真千子、はなさんを芦田愛菜が演じた。
それから9年が経ち、今回の『24時間テレビ』では、芦田が20歳の大学生になったはなさんの元を訪問して再会し、現在の思いなどについて話を聞く企画が放送された。
■雷門の前で記念撮影
安武氏は番組出演のために、はなさん、はなさんの彼氏の3人で地元の福岡から東京を訪れ、出演後に都内を観光。
浅草・雷門の前で、3人で並んで笑顔を浮かべる写真を公開すると、「ここは、23年前、亡き妻千恵と2人で立っていた場所」と、交際を始めたばかりの頃の東京旅行の際に、同じように雷門前で写真撮影したことを振り返る。
■「奇跡としか言いようがない」
「まさか、娘と娘の彼氏の3人で、『雷門』を訪れることになろうとは。人生、山あり谷あり。なんとかここまで生きてきた。奇跡としか言いようがない」と感慨深げに。
続けて、「ただ、ひとつ残念なことは、写真には千恵の姿がないこと。4人一緒だったら、どんなに楽しかっただろうか。うれしさ半分、寂しさ半分。あかん。考えたら、あかん。それを考えると、涙の質が変わってしまう。今度ばかりは、泣かんどこう。そう誓っていたのだが、やっぱり両国国技館で泣いてしまった。もうだめだ。還暦間近になって、涙腺が緩みすぎている」とつづった。
■300通のメッセージに感謝
番組に出演後、約300通のメッセージが寄せられたことに触れ、「泣いたり、笑ったり、しみじみとした思いに浸ったり。人との接触を避けたい時期もあったが、今は人とのふれあいが楽しい。ようやく、そう思えるようになった。幸せな時間をありがとう」と感謝の言葉で結んでいる。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)