油少量で済むヘルシーな「焼きナス」 はねずにジューシーに仕上がる激ウマの1品
奥薗壽子氏の「焼きナス」。簡単な方法でトロトロで激ウマ過ぎる。
とろっとした味わいがたまらない焼きナス。しかし、ナスは油を吸うためカロリーが気になる人もいるだろう。また、調理するときの油はねも後片付けが面倒だ。
料理研究家の奥薗壽子氏が紹介する「焼きナス」は、少量の油ではねずにジューシーに仕上がるという。実際に編集部で試してみた。
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■材料はシンプル
材料はナス2本、塩適量、ごま油大1/2程度とシンプル。焼きナスなのにごま油が少なすぎる気もするが…
ナスは縦半分に切って皮の部分に斜めに包丁を入れて塩水に浸けてあく抜きする。ナスに切れ目を入れることで、火の通りが早くなり食べやすくなる。塩水の目安は1カップ(200ml)に対して小さじ1杯の割合。
奥薗氏によると「ナスを塩水につけることであくを抜くだけではなく、ナスの持つ水分を外に引き出せるため、短時間で柔らかく焼ける」そうだ。
■焼き方が驚き
塩水につけたナスを冷たいフライパンに水を切らずにそのまま並べ、ごま油を入れてまず火を付けずにナス全体に油を絡める。こんなに水が付いたままで油と混ぜて本当にはねないのだろうか…と不安になる。
皮目を下にしたら、蓋をして中火で3〜4分焼いていく。蓋をするので、ナスに水気があってもまったく問題ない。
皮目が焼けたら裏返して切り口の方も焼いていく。
切り口を焼くときには、油を足す必要はなし。こんがり焼けたら完成だ。
■とろとろでジューシー
定番の味付け、かつお節と生姜、しょうゆを垂らして食べてみた。油大さじ1/2しか使っていないが、柔らかくてジューシー、とろとろの味わいに。
蓋をして蒸し焼きにすることで、確かに油はねもなくナスの水分でふっくらと仕上がっている。焼き時間は5分程度なのに驚きだ。簡単で美味しい奥薗流の焼きナス、これなら毎日作って食べたくなる。
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(取材・文/Sirabee 編集部・池田かおるこ)