中学校教師が呂律回らず新学期初日に逮捕 「教室でワイン飲んだ」
勤務中や出勤の最中にワインを飲んでいたことが発覚し、逮捕された中学校の教師。アルコール依存症を抱え、解決に取り組んでいたようだが…。
1日の終わりに「お疲れ様」と言って、キンキンに冷えたビールを飲む瞬間を格別に感じる人は多いだろう。仕事を済ませたからこそお酒も美味しいわけだが、このほどアメリカでは、中学校の教師が勤務中の飲酒により逮捕された。
取り調べの様子がさらに物議を醸してしまったことを、海を越えたイギリスの『Daily Mail』や『Mirror』までが伝えている。
■呂律が回らない教師
逮捕されたのは、アメリカ・オクラホマ州にあるパーキンズ・タイロン中学校に教師として勤務していたキンバリー・コーツ(53)。新学期の初日となる今月17日の午後3時半ごろ、呂律が回らなくなっているキンバリーに教育長たちが気付いた
朝から目が充血するなど明らかにおかしな様子だったうえ、息が酒臭かったことから、学校は警察に通報し、その場で事情聴取が行われた。
■「出勤途中でワインを」
勤務中の飲酒は否定し、持っていたカップの中身を「ダイエットコーラよ」と説明したキンバリー。さらに「抗不安薬のせいで呂律が回らないのかも…」と話したという。
しかし警察の検査で、血中アルコール濃度がアメリカの法定容認基準である0.08%の3倍にもなる0.24%であることがわかった。キンバリーは、そこでやっと「朝3時まで飲酒し、出勤途中にもワインを飲んだ」と飲酒運転もしていたことを認めたという。
■授業中にも飲酒が発覚
キンバリーが授業中に飲んでいた別のカップの中身を確認したところ、赤ワインの匂いがすることがわかり、飲酒が常習化していたことは明らかだった。
キンバリーは容疑をしぶしぶ認め、涙目で「クビになるの? 私の話を聞いてちょうだい」と訴えた。しかし教育長は「まぁ、そうなるでしょう。子供たちに悪影響だからね。あるいは自分から辞職してもいいよ」とあっさり回答してみせた。
■依存症の問題を抱えていた
以前からアルコール依存症の問題を抱え、治療に向け取り組んでいたというキンバリー。手錠をかけられる際にも「止めてください」と泣きながら抵抗したが、身柄はペイン郡拘置所へと送られた。
アメリカは、子供がいる場での飲酒に対して非常に厳しい。多感な時期の生徒たちと1日の大半を過ごすため、中学校教師はより重い責任が伴う職業だ。
・合わせて読みたい→村上宗隆、山田哲人と肩車で2ショット YTポーズの意味に「そういうことか」
(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)