GG佐藤、甲子園でブーム「盛り上がりが足りない」に持論 「楽しませてあげて」
甲子園でブームとなった「盛り上がりが足りない」のコールへの賛否両論に、G.G.佐藤が持論。自身の過去を振り返りつつ、高校生たちに思いをはせる。
野球解説者のG.G.佐藤こと佐藤隆彦氏が21日、自身のX(旧・ツイッター)を更新。夏の甲子園のアルプススタンドで大ブームとなった「盛り上がりが足りない」の応援について持論を述べた。
■今夏の甲子園でもブームに
「盛り上がりが足りない」とは、スタンドの応援団が、手拍子やメガホンでリズムを取りながら「も! もり! もりあ! 盛り上がりが足りない!」とコールを繰り返す応援。
その“元ネタ”については諸説あるが、高校サッカーでの応援がTikTokを通じて広まり、野球部の応援にも使われるようになったといわれている。スタンドでの声出し応援が4年ぶりに再開されたこともあり、今夏の「第105回全国高校野球選手権大会」でも、多数の高校が取り入れてブームとなった。
ただ、このコールをめぐっては「盛り上がれる」「楽しい」といった声の一方で、否定的な声もあるとして、「賛否両論」と報じるメディアも。
■「楽しませてあげて」
これを受け、佐藤氏は「『盛り上がりが足りない』賛否両論あるこの応援 G.G的には試合に出られないのに暑い中大きな声で楽しんでいるだけで偉い」と応援を支持する。
佐藤氏は多数のプロ選手を輩出している神奈川・桐蔭学園の野球部に所属していたが、「俺はマジでムカツイてた。ベンチに入れなくて応援なんかする気になれなかった」と、ベンチ入りできなかった自身の高校時代を振り返る。
続けて、「だから、せめてアルプスにいる子たちが楽しんでいるなら楽しませてあげてと思っている」と、スタンドから声援を送る野球部員たちに思いをはせている。
■ファンからも賛同の声
佐藤氏の意見に、ファンからも「個人的にプレーと周りの人たちに迷惑をかけないのならば、どんな形でも楽しんだほうがいいと思います」「青春ってグラウンドの上だけじゃない」「応援する側は『盛り上がりが足りない』で実際かなり盛り上がるし、なぜ賛否があるのか自体分かりません」と賛同の声が寄せられている。