新幹線が分裂する“異例の事態”に 「こんなことできるの初めて知った」騒めき
東海道新幹線では17日もダイヤが混乱し、「のぞみ200号」が2本走るという事態に。「トリックに使えそう」との声も。
台風7号などでダイヤが大幅に乱れた東海道・山陽新幹線では、17日もダイヤが混乱。その影響を受け、「のぞみ200号が分裂した」と一時ネット上が騒然となった。
■「分裂してる」「2本走ってる」
台風7号の影響で、今月15日には東海道新幹線が計画運休を実施。翌16日には静岡県内で大雨が降った影響で再びダイヤが乱れ、最大9時間半の遅れが発生。最終列車が新大阪駅に到着したのはきょう17日早朝だった。この遅れの影響を受け、17日も発車準備に時間がかかり、ダイヤの乱れが続いた。
そんな中、ツイッター(現・X)では駅に居合わせたユーザーらから、「のぞみ200号が分裂した」「2本走ってる」「2本存在してないか!?」とツイートが相次ぎ、「のぞみ200号」がトレンド入り。添えられた写真を見ると、駅構内の発車標に「のぞみ200号」が2つ並んで表示されている。
■新大阪発と名古屋発の2本
新大阪駅午前6時発の「のぞみ200号」は、名古屋駅を同6時49分に出発し、同8時23分に東京駅に到着する列車だ。
しかし混乱の影響で新大阪駅を定刻で発車できなかったため、名古屋駅を始発として約100分遅れで出発。その後、新大阪駅始発の列車が約140分遅れで出発したため、「のぞみ200号」が2本走っているという状態になったようだ。
■「トリックで使えそう」
ユーザーの中には、この事情について「本家のぞみ200号を遅れながらも走らせつつ、名古屋0649→東京0823の部分だけののぞみ200’号を仕立ててカバーしてる」と解説する人も。
これには、「JRの対応すごいなあ」「いくら間に合わないからってのぞみ200号が2編成とはなんてシステムなんだ」「こんなことできるの初めて知った(笑)」と驚く声もあがった。
また、“同じ列車”が2本同時に存在する複雑な状態に、「のぞみ200号が2つ走ってるのは西村京太郎サスペンスのトリックで使えそう」「これはトリックに使えるのでは」「絶対鉄道サスペンスのトリックになるだろ」との指摘もみられた。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)