黒木華らが鈴木亮平主演ドラマ『下剋上球児』に出演 「前向きな熱いパワーを」
鈴木亮平主演、10月期の日曜劇場『下剋上球児』。黒木華、井川遥、小日向文世の3名がドラマを彩る。
■高校野球エンターテインメント
同作は、高校野球を通して、現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描く、ドリームヒューマンエンターテインメントだ。このたび、鈴木演じる主人公・南雲脩司(なぐもしゅうじ)に大きく関わる人物役で黒木、井川、小日向の出演が決定した。
■「野球バカ」な家庭科教諭
鈴木との共演は日曜劇場『天皇の料理番』(TBS系)やNHK大河ドラマ『西郷どん』をはじめ今作が4度目となる黒木が演じるのは、三重県立越山(えつざん)高校に勤める南雲の同僚教師・山住香南子(やまずみかなこ)。
家庭科教諭の山住は幼い頃に野球に魅せられ、以降、口を開けば野球の話、同級生からは「野球バカ」と揶揄されるほどの大の野球好き。選手の情報をストーカー並みに調べ上げるデータ気質の持ち主だ。
■野球部に深く関わりたいが…
大学卒業後は横浜の強豪私立高校で教師として働き、野球部に深く関わりたいという気持ちはあるものの、女性であるという理由でなかなか深く踏み込めず、選手寮で食事の栄養バランスに関してアドバイスをしたり、持ち前のデータ分析力や交渉力を評価されていた。
選手スカウトや部員たちの悩み相談も積極的に引き受けるなど充実した日々を送っていたが、とあることがきっかけで辞職してしまう。そんなとき、小日向演じる犬塚から誘われ三重の越山高校に赴任、南雲と共に野球部の顧問を担当することに。
得意のデータ分析や、熱心なスカウトで廃部寸前の弱小野球部を再建するために奮闘していく山住と、南雲、そして球児たちとの関係性も同作の見どころである。
■鈴木を支える姉さん女房
井川の日曜劇場への出演は『半沢直樹』以来。同作で演じるのは姉さん女房として南雲を支える妻の南雲美香(なぐもみか)。東京のアート系企業で働き、シングルマザーとして一人息子の青空と生活していたときに、当時、大学に再入学し教師を目指していた南雲に出会い一目惚れ。
南雲と交際する中、親が倒れ、地元・三重に戻ることを決め、それをきっかけに南雲と再婚し、長女・なぎさを授かる。明るくしっかり
者で、野球部の顧問になることを迷う南雲の背中を押す存在である。
妻として、1人の女性として、家庭と仕事で葛藤する美香が南雲と共に自分たちなりの家族の形を模索していく。さまざまな愛を描く同作の中で、もう1つの物語にも注目だ。