立ちション中に野生のサル軍団に襲われた男性 自衛を試みるも崖から落ち重傷
10匹以上のサルが、立ちション中の男性を襲撃。恐ろしい経験をした男性が、さらなる悲劇に見舞われた。
用を足している時にサルの群れに襲われた男性が、崖から転落して病院に搬送されていた。『Thaiger』などタイのメディアが伝えている。
■尿意を我慢できず…
タイ・ラノーンで移動していた中年男性(44)が、強い尿意に襲われ我慢できなくなったため、仕方なく道路脇で立ちションすることにした。
しかしようやくホッとした男性に、いきなり野生のサルが襲いかかった。よく見ると、それは10匹以上のブタオザルの群れ。驚いた男性は自衛しようとしたが、バランスを崩し倒れてしまった。
■崖の下に転落
運悪く崖のすぐそばにいたことから、男性はそのまま50メートル下に転落。車で現地を移動中だった人がすべてを目撃し、ただちに通報したため、警察と救急チームが重傷を負っている男性を発見・救出し、病院に搬送した。
男性がサルに襲われた場所は鬱蒼とした森のそばで、野生動物がよく出る場所としても有名だった。象、牛、サルなどは比較的よく目撃されていたようだが、移動中の人が襲われるようなケースは過去にはなかったという。
■重傷を負い病院へ
転落し負傷した男性を見たという人はメディアの取材に応じ、「状態はかなり悪そうでした」とコメントした。
男性は毎日現場を通り出勤していたが、過去にサルに襲われたことはなかったとのこと。今回のアクシデントで重傷を負ったが状態は安定しており、今も病院で回復を目指している。
■サルが人を襲うケース
昨年は、タイの国立公園でサルが女性のバッグをひったくるアクシデントが発生。今年3月にはタイを訪問したオーストラリア出身の家族が海岸でサルの群れに襲われ、父親がパンチを浴びせるなどして子供を守った。
野生のサルは危険で、人を襲うこともある。「かわいい」と思っても絶対に近づかない、目を合わせない、また大声を出すなどし刺激しないよう注意したい。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)