食事代を払わない客に店主が激怒 「ネットで顔を晒す」と警告し通報も

お金を払いに来ない客の写真をぼかし、SNSで公開。店主が「払わないなら無修正で晒します」と宣戦布告し、話題を集めた。

レストランオーナー

たくさん食べたのに「現金を持っていない」と言い張った客。店側は強く支払いを求めたがその後も解決に至らず、警察が介入する事態になった。トラブル発生の経緯について、『LADbible』など海外メディアが伝えている。


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■がっつり食事した家族

1日、イギリス・ノースヨークシャーの人気レストランにある家族が来店。カップル、子供2人の計4名で存分に人気メニューを楽しんだ。

その合計金額は計68.64ポンド(約1万2,399円)になったが、支払いを求められた家族は「現金は持って来ませんでした」と主張。「インターネットバンキングで支払いたい」とも言い張ったが、そちらのアプリも使うことができず、食事代を支払うことはできなかった。

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■謝罪して帰った客

カップルは「明日支払いに来ます」と店主に約束し、女性のほうは「本当にごめんなさい」と謝り、反省した様子で店を出た。しかしカップルは約束を破り、お金を持って店に戻ることはなかった。

この店は人気もあり多くの客に愛されてきたが、食材の値上げなどもあって経営は楽ではない。無銭飲食され、さらに追い打ちをかけられた店主は、店の公式SNSを使用して支払いを求めようと考えた。


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■SNSで“宣戦布告”

店主は公式SNSを更新し、「昨日の夜にお金を払わず、70ポンド近くを今日払いに来ると誓った女性に告ぐ」「午後9時まで時間をあげましょう、そのあとはネットで顔を晒します」と宣戦布告した。

女性はその後に店主にメッセージを送信して再び謝罪し、「支払いはしたかったのです」「でもインターネットバンキングでは払えませんでした」と同じ釈明をした。

店主はいらだち、今度は女性の顔にぼかしを入れた写真をSNSで公開。「48時間以内に支払わなければ、無修正の画像を公開します」と警告した。


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■警察にも通報

このトラブルをSNSで見ていた人たちからは、「客寄せのマーケティング戦略ではないか」と疑う声が噴出したが、店主は「マジで困ってるんです」「すでに通報は済ませました」と主張している。

また女性から「写真を公開するなんて間違っている」「お金は払わない」と言われたこと、その後に電話で「うちの兄弟があんたの店を焼き尽くす」と脅されたことなども明かした。

客を選べない店にとって、悪質な相手とのトラブルは面倒でしかない。事前決済を導入するなど工夫する店も増えているというが、人相手だけに解決が難しい問題もあるようだ。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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