「超推せる」鳥栖工の“仮面ライダー兄弟”バッテリーが話題に 父も「帰ってきたら焼肉です」
夏の甲子園4日目で、鳥栖工業の松延晶音&松延響の兄弟バッテリーが注目の的に。2人の名前に反応する人も。
9日、「夏の甲子園」こと「第105回全国高校野球選手権大会」の4日目が行われ、第1試合で富山・富山商業高校と佐賀・鳥栖工業高校が対戦。鳥栖工業の松延晶音(まつのぶ・あぎと)捕手と松延響(ひびき)投手の兄弟バッテリーがSNSでも話題を呼んでいる。
■2番手ピッチャーとして登板
1−1の同点で迎えた6回、2番手として弟で1年生投手の響がマウンドへ。1人目の打者は四球で歩かせるも、2人目から空振り三振を奪う。さらに兄で3年生の晶音捕手が相手ランナーの二盗を阻止。続く打者からも空振り三振を奪い、この回を0点に抑えた。
響投手はその後、最速144キロを記録する速球で得点を許さず延長戦へ。11回表、捕逸で1点を失うも、追加点は許さずその裏には同点に。試合は鳥栖工業が12回にサヨナラ勝利を収めた。
■「超推せる」「親御さん最高の夏」
甲子園での兄弟バッテリー実現という、まるで野球漫画のような展開はSNSでも注目を集め、「鳥栖工業」「兄弟バッテリー」といったワードがトレンド入り。高校野球ファンからは「鳥栖工の兄弟バッテリー超推せる」「兄弟バッテリーが熱すぎた」「親御さん最高の夏でしょうね」といった声があがった。
また、1年生ながら最速144キロを記録した響投手に、「1年生で凄い球投げる」「1年生でこの投球は将来楽しみ」「まだまだすごくなりそう。あと2年でどこまで伸びるかも楽しみ」と期待の声も。
スタンドで応援していた父・慎一郎氏は、インタビューに「やってくれた! 帰ってきたら焼肉です!」と話し、兄弟の活躍に大興奮だった。
■兄弟の名前も話題
さらに2人の名前も注目の的に。報道によると、兄・晶音捕手の名前は2006年公開のアニメ映画『銀色の髪のアギト』が由来だが、その後、慎一郎氏が『仮面ライダーアギト』の存在を知り、弟は『仮面ライダー響鬼』にちなんで響と名付けられたという。
「アギトとヒビキ」もトレンド入りしており、特撮ファンも反応。「アギトとヒビキって仮面ライダーじゃん」「兄弟バッテリー アギトとヒビキとかもういろいろすごすぎ」「アギトとヒビキってすごい奇跡の組み合わせだなと思ったら兄弟バッテリーなのすげえ…」と驚く人が続出した。
『仮面ライダーアギト』は2001年、『仮面ライダー響鬼』は2005年の作品とあって、中には「今の高校生の名前に使われるぐらい昔の作品になっていることに恐怖を感じる」という人も見受けられた。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)