オリックス投打が噛み合い三連覇へ猛前進! 2位ロッテと5ゲーム差【週刊バファローズ】

パ・リーグ首位独走状態になってきたオリックス。6日までの1週間の動きをまとめる。

2023/08/07 17:00

■収穫得た東晃平

しかし、第2戦は先発の山下舜平大の力投に応えるべく若月健矢が勝ち越しタイムリー。中継ぎ陣もピシャリと無失点リレーで山下に9勝目をプレゼント。球団通算5,500勝をマークした(阪急時代から)。

山下は「前回登板の反省点がたくさんあったので、その練習してきたことを出そうとマウンド上がっていました。守備の助けがかなり大きかったんですけど、なんとか1点で抑えられて、チームの勝ちに繋げられたところはよかったのかなと思います」と笑顔。新人王の可能性がグッと近づいた。

第3戦は先週に続いて東晃平が先発。打線は東を楽に投げさせるべく大量援護。中嶋聡監督は東を5回で交代させたが、6回からは中継ぎ陣がまたもや無失点リレー。東が2勝目をあげている。

降板後、東は「フォアボールでランナーを許してしまったところや、毎回ランナーを背負いながらのピッチングになってしまったところは反省点ですが、そういった中でもなんとか粘り強く0で抑えられたところはよかったと思います」と語り、かなり収穫があったようだ。


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■一気に狙いたい優勝

現在チームは、投げる方では田嶋、打つほうでは杉本裕太郎、森友哉、ゴンザレス、太田椋らを欠いているが、投げるほうでは東にローテーションの目星がつき、打線では野口智哉、宜保翔、紅林、中川圭太、セデーニョ、若月が好調。宗佑磨にも復調の兆しが見えており、調整中の選手が戻って来たときに指揮官はいい意味で頭を悩ませるかもしれない。

だが、この勢いで8日から千葉ロッテ3連戦(ZOZOマリン)に入るのは大きい。山本、宮城の先発が予想されるだけに、ここは一気に突き離して今季こそマジック点灯をした上での優勝を狙いたい。


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■執筆者プロフィール

どら増田

どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。

音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。

横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。

2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。

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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田

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