熊本で最も勢いあるラーメン店が東京・六本木に初進出 すでに行列の『富喜製麺研究所』が絶品
2021年に熊本で開店し、熊本駅にも2号店ができて話題の富喜製麺研究所。8月4日に東京初進出を果たした。
■2021年に工場敷地内に誕生
その名の通り、もともとは製麺所で、2021年に熊本県益城町にある自社工場の敷地内に1号店を開店。その後、2022年には熊本市の繁華街・下通りに姉妹店が、今年3月にはJR熊本駅の中にある「肥後よかモン市場」に2号店がオープンしていた。
熊本ラーメンといえば、乳白色の豚骨スープににんにくを揚げたマー油をかけたスタイルで知られるが、富喜製麺研究所は全く異なることも以前から注目されていた理由のひとつだろう。
■昆布水に浸かった麺が魅力
今回は、麺の魅力を感じやすいつけそばをセレクト。昆布水に浸かっているのは、透明感のあるストレートな太麺。ぬるくならないよう氷も入っているのが嬉しい。
麺の量は、「並」が200g、「大」が300g。つけ麺店に多い「中盛り」の設定はない。東京という場所代もあってか地元・熊本よりはちょっとお高く、並が1,300円、大盛りはプラス150円だ。
■かつおだしがきいたつけ汁
つけ汁は、かつおだしの旨味がきいたあっさり系。ストレートでちゅるっとした食感の麺によくなじむ。汁にはネギとメンマ、チャーシューが入っている。
トッピングなら、動物性の旨味を足すためチャーシューを追加、もしくはネギで香りと辛味を加えても美味しいだろう。
■締めは蕎麦湯のように
富喜製麺所研究所では、おすすめの食べ方として、「最初は麺だけを食べる」「麺に藻塩をつけて食べる」「すだちを少しかけて食べる」なども推奨。
昆布水にわずかな塩味が含まれるせいか、麺だけを食べても美味しく、小麦の香りがしっかり感じられる。また食べ終えた後は、昆布水につけ汁を少しずつ入れて飲むこともオススメとのこと。
実際にやってみたが、動物性脂肪分が少なめなスープなので、まるで冷たい蕎麦湯のように味わうことができた。開店したばかりながら、昼時などはすでに行列ができているので、熱中症対策に気をつけながら行ってみてほしい。
【富喜製麺研究所】
住所:東京都港区六本木3-13-10
■執筆者紹介
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(取材・文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)