福原遥と吉川愛の成長の軌跡 成功する子役出身女優が増えている理由
現在、TBS『18/40〜ふたりなら夢も恋も〜』とフジ『真夏のシンデレラ』でそれぞれ活躍中の、福原遥と吉川愛が愛される理由とは…。
■天才子役・吉田里琴から吉川愛へ
もう1人、今現在、子役出身で活躍している女優に吉川愛がいる。吉川は『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)に出演中。子役時代の吉川は、吉田里琴の名前で活躍していた。
リーガル・ハイ(フジテレビ系)では、子役女優役で天才子役っぷりを発揮し、話題に。しかし、吉田は学業に専念するため16歳で一度芸能界を引退。1年後に奇しくも福原と同じ研音から、吉川愛に改名し、再デビューしている。
■子役から大人への成長の完成形
吉川はその後、『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)で、主演の上白石萌音と同期の新人ナース役で注目を集めた。さらにその後吉川は、中島裕翔主演の『純愛ディソナンス』(フジテレビ系)で、プライムタイムのドラマのヒロインに大抜擢されている。
この頃には『恋つづ』の時よりむしろあどけなさを獲得し、子役から大人へ成長する上での完成形を見つけたかのようだ。
福原も同様で、成長するにつれ、子役出身女優としてのかわいさの完成形を確立していったように見える。
■子役女優からの成長がうまくいく時代
子役から大人の女優になり、成功するには心身の両方の面から難しいように思われていた。しかし、芸能界と一般社会の隔絶があまりなくなってきたからか、子役から大人への成長や、学業との両立が、昔よりはスムーズにいくようになってきたようだ。
子役出身らしい大人の女優への成長がうまくいくようになってきたとも言えるだろう。福原も吉川も子役から一定程度の成長期間を経て、有望な女優へと変わっていくことに成功したのだ。
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(文/メディア評論家・宮室 信洋)