お中元・お歳暮を今も贈っている割合は… 20代以下と60代では4倍の格差も
ビールやハムなど、届くと嬉しいお中元。しかしほとんど贈らない世代もいることが判明。
今の時期、お中元のビールやハム、海苔や洗剤など、お中元で届いたものが多くある家もあるだろう。年末のお歳暮とともに、日本に伝わるお礼の贈り物の風習のひとつだ。
しかし、インターネットなどで人のつながり方も変わり、独居世帯も増えた現代、やや距離感を覚える人もいるかもしれない。実際、どれくらいの人がお中元やお歳暮を今も贈っているのだろうか。
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■「今も贈る」は2割以下
Sirabee編集部が、7月31日〜8月2日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に「お中元・お歳暮」について調査したところ、「今も贈っている」と答えたのは18.6%。「贈っていたがやめた」という人が26.4%。
最も多かった答えは「贈った経験なし」で55.0%だった。今や過半数、6割に迫る人たちがお中元・お歳暮ともに贈った経験がなくなっていることがわかった。
■世代差も顕著に
お中元・お歳暮といった習慣は、お世話になった人への気持ちの現れであるためか、世代差も大きいようだ。10〜20代では82.6%が「贈った経験なし」と答えたのに対して、60代で贈ったことがない人はわずか22.7%。
年代が上がるほどお中元を贈った経験者は多いが、50代以下で現在でも贈っている人は2割程度にとどまり、「贈っていたがやめた」という人も50代では4割に迫る。
コロナ禍による人間関係や世の中の変化もあってか、お中元・お歳暮のかたちも変わりつつあるのかもしれない。
■執筆者紹介
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)