ビッグモーター元社員の出品? フリマサイトで「非売品ツナギ」が高値で売買
渦中にあるビッグモーター。フリマアプリやオークションサイトには同社の非売品アイテムが次々出品されており価格が急騰中。
保険金の不正請求や、敷地外への除草剤散布で街路樹を枯死させたとして槍玉に上がる中古車販売大手・ビッグモーター。
現在、大手フリマアプリやオークションサイトでは同社整備士が着用している「ツナギ」が次々出品される事態になっており、騒動発覚前に比べその値段は約10~20倍にも高騰している。
【合わせて読みたい】ビッグモーター謝罪会見の“迷言”が早くもグッズ化 「ゴルフボール1個もお付けします」
■「話題独占中のあの企業のツナギ」
フリマアプリ「メルカリ」では、7月25日に行われたビッグモーターの謝罪会見後、「使用しないので必要な方にお譲りします」と同社の社章やオイル交換無料券が次々出品されている。
また同時に急増しているのが同社整備スタッフの作業服である「ツナギ」。数か月前は1,500~2,500円程度で売買されていたものが、現在は10,000円前後が相場になっており、中には約30,000円という強気なアイテムも。そこには「入社してすぐに辞めてやったため、ほぼ新品」「話題独占中のあの企業のツナギ」といった皮肉を込めた説明文が添えられていた。
■社員の一斉退職が起因?
大手オークションサイトの「ヤフオク!」でも状況は一緒だ。こちらもビッグモーターのツナギはそれまで1,500円程度が平均落札価格だったが、記者会見以降は15,000~18,000円に急騰。出品者は元同社整備士なのか「6年ほど前に使用してました」との商品説明も確認できた。
7月20日付『日刊自動車新聞 電子版』によれば、不正請求に関する特別調査委員会が設置された1月以降、3月末までに約1,000人もの社員が退職したという。この「非売品ツナギ」の相次ぐ出品はこの一斉退社劇とかなり関係していそうだ。
■「ハロウィンで着たい」の声も
ネットではビッグモーターのツナギが次々出品されていることに気付いたユーザーが多く、「スゲえ値上がりしてる」「社会問題に成らなければ絶対に価値の無い古着のツナギ」「説明文もなかなかやばい…」など驚嘆する声が続々。
一方で、「除草剤もおまけで付きますか?」「ハロウィンで着たいと思っています」「これは呪いがかかってますか?」と一連の騒動を揶揄する声も散見されている。
・合わせて読みたい→松丸亮吾が「転売品買わない方がいい理由」解説 ポケカ転売ヤーには「滅べ」
(文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)