“SNS疲れ”を感じている人は6割以上 「やめられたら楽なのかもしれない…」
気疲れするのにやめられない。少しずつ距離を置ければいいのだが…。
いまや生活の一部となっている人も多いであろうSNS。便利なツールではあるが、距離感や使い方によってはストレスを感じるという人もいるようだ。
■SNSなどのやり取りがストレス
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で67.9%の人が「SNSなどのやり取りにストレスを感じたことがある」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は58.9%、女性は77.3%という結果になっている。
■返信の内容に落ち込んでしまう
編集部が話しを聞いた30代の女性は、「SNSに投稿したあとは、反応が返ってきているか気になって何度も確認してしまうので、依存し過ぎなのかなと気になっています」と述べた。
“いいね”の数に一喜一憂したり、返信の内容に落ち込んだりすることもあるそうで、世界が広がったようで楽しい半面、疲れる部分も多いと語ってくれた。
■キツイ言葉に胸が痛む
SNS上での揉め事に胸が痛むという40代の女性は、「時折、フォローしている方同士で言い合いのようなものが始まることがあって、キツイ言葉を目にすると気持ちが沈みます」と述べた。
顔が見えないせいか、面と向かっては使わないような言葉や論調で相手を責めているのを見ると、気分が落ち込んでしまうそう。SNSをやめられたら楽なのかもしれない思うこともあるという。
■ワークショップや新しいSNSも
『Weblio辞書』にもこうした状況を表す「SNS疲れ」という言葉の記載があり、「ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)やメッセンジャーアプリなどでのコミュニケーションによる気疲れ」と定義されている。
ネット上では、「SNS疲れ」への悩みを抱えた人に向けたワークショプが開催されたり、少しでもストレスを軽減するようにと開発された「タイッツー」という新たなSNSが話題になったり、といった動きもあるようだ。
対処法としては、やはり、SNSから距離を置くのが良いのだろうが、それができれば、そもそも「SNS疲れ」で悩むこともないのかもしれない…。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ゆきのすけ)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)