「産後も職場復帰しない妻は怠惰」と夫が不満 アドバイザーは産後うつの可能性を指摘
働きに行かず家事もしない妻に呆れた夫が、「怠けている」「職場復帰をするつもりがないのでは…」と考えるように…。
出産を終えてずいぶんたつというのに、妻が仕事の再開を考えている様子はまるでない。1日中家で過ごしている妻に不満を募らせる男性の悩み相談が、話題を集めた。
■出産した妻に異変
海外で暮らす男性の妻は、今から2年前に男の子を出産した。当時の妻は職場復帰に意欲的で「半年後には仕事を再開するね」と話していたが、今も働いておらず家を出ようとしない。家事もせず、1日中ひたすらテレビを見て過ごしている。
妻に「1日でも早く職場復帰して」と言いたいわけではない。赤ちゃんと絆を築くことが大事なのも、十分理解しているつもりだ。ただ家で何もせずに過ごす妻に、何かをしようという意欲があるようには見えない。
「家計に貢献しているのは僕だけだし、このままでは不公平だ」と、男性は感じるようになった。
■妻に本心は伝えられず
家でダラダラ時間を過ごすことに慣れた妻は、「ずっとこのまま働かずに過ごしたい」と考えているようにさえ見える。
妻に「変わろうよ」「働く意欲を持とうよ」と伝えたいけれど、妻を傷つける言い方はしたくない。どうすればうまく話ができるのか悩んでいる男性が、イギリスのメディア『Daily Mail』の人生相談コーナーに投稿し、助言を求めた。
■産後うつの可能性も
相談を受け付けた回答者は、男性の妻が出産まで仕事をしていたことを指摘して、「怠惰な人とは思えません」「産後うつの可能性がある」とコメントしている。
出産によってうつを患う女性は少なくはなく、家でじっと過ごすのが精一杯という人もいる。また母親としての役割を「つらい」と強く感じる人がいること、うつで疲労を感じ家族や友達との関わりさえ避けるケースもあることなども、回答者は説明した。
今の妻に必要なのは「職場復帰しなよ」という指示ではなく、「心配しているんだよ」「つらいなら専門家に診てもらうといいね」という優しい声かけだ。それにより妻が以前の活力を取り戻せば、より良い夫婦になれるかもしれない。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)