ビッグモーター、記者会見当日にLINE削除指示 「どこの反社会的勢力だよ」の声
ビッグモーターの新社長が、記者会見後に「風土改革」として全社員に社内連絡用LINEを削除するよう指示していたことが明らかに。
中古車販売大手のビッグモーターが、社内連絡に使用していたLINEのアカウントを、会社から支給していた携帯電話から削除するよう全社員に通知していたことが報じられ、ネット上では疑問や不信の声があがっている。
■LINEでのパワハラ行為も
同社の保険金の不正請求が明るみになった後、兼重宏行前社長も加わっていた同社のLINEグループでは、全店の店長に宛てて「世間の関心を集めるために、会社全体の組織ぐるみだと決めつけて報道しています」などとメディア批判をしていたことなどが明らかに。
さらにLINEを通じて、上司から部下へのパワハラ行為が横行していたことも伝えられている。
■「風土改革」で削除を通知
そんな中、記者会見が行われたきのう25日、兼重氏が辞任を表明。代わって新社長に就任する和泉伸二氏の名義で、社内用LINEのアカウントを削除するよう全社員に通知するメールが送信されていたことが新たに報じられた。
報道によると、和泉氏はメールで「本気の風土改革」を宣言しており、LINEの削除はその「改革第1弾」だとしているという。
■「証拠隠滅」との見方も
この報道を受け、ツイッターでは「LINE削除」がトレンド入り。
ユーザーからは「新社長の初仕事がLINE削除命令とか…」「記者会見した日に新社長が全社員にLINEアカウント消滅指示して証拠隠滅するとか、どこの反社会的勢力だよ」「こんなの改革でも何でもなく、証拠隠滅を図っているとしか考えられません。社内LINEのやり取りの中に、都合の悪いものが存在していることを認めているようなものです」と不振の声があがった。
■“改革”に疑問の声
また、「『会社支給の』携帯でのLINEの削除ってだけでもちろん個人のスマホのLINEは継続される」と、“改革”への疑問を呈する人も。
さらに、「きのうの記者会見で『一部社員の責任』って社員に責任擦り付けたんだから、きのうのきょうでLINE削除指示は逆にタレコミに流れるだろ。もうこれ会社 vs 社員じゃん」「消してもサーバーのログから復元できるんだけどね」といった指摘も見受けられた。
・合わせて読みたい→エレコムの「最高すぎる」働き方改革 業務時間が“背徳感”を味わえる?
(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)