職場でスマホをいじっていたシェフが解雇に 「事情は伝えてあった」と反発も…
「今日は気が散ってしまうかも」と勤め先の上司に事情を伝えてあったという女性だが、様子を見た上司は激怒。「怠けている」と判断し、解雇を決めた。
仕事中にスマートフォンをいじっていたせいで、解雇されてしまった女性。大事な仕事を失うまでの経緯と言い分について、『LADbible』など海外メディアが伝えた。
■成績を気にしていた女性
イギリス・マンチェスターで歴史を学ぶ女子大学生のソフィーさん(20)は、今年6月に人気カフェでシェフとして働き始めた。
しかし成績が返される7月6日、ソフィーさんは職場に入っても気持ちが落ち着かずソワソワしっぱなし。そのため上司に声をかけ、「今日は気が散ってしまうかもしれません」と事情を説明した。
その時点では注意されることもなかったため、ソフィーさんは「上司の理解を得られた」と解釈した。
■解雇の噂に衝撃
その翌晩、いつものように仕事を終えたソフィーさんは「マットさん(上司)から話を聞いた?」と同僚に聞かれて驚いた。
そこで「なぜ?」「私、ひょっとしてクビになるの?」と逆に尋ねたところ、同僚は「たぶんね」「あなたの態度について話がしたいと言っていた」と教えてくれた。ソフィーさんはいきなりのことに大きなショックを受け、泣きながら職場を後にした。
■仕事を失うはめに
後日、ソフィーさんはミーティングで「スマホを何時間もいじっていた」「君は怠け者だ」と上司に責められ、そのまま解雇を言い渡された。
ソフィーさん本人も「もっときちんとやれた」という自覚はあるが、試験の結果を待っていることは伝えてあった。
しかもスマートフォンにはその日の利用時間がしっかり記録されていたため、「何時間もいじっていたわけじゃありません」と反論したが、上司の気持ちは変わらなかった。
■双方の主張
ソフィーさんは「仕事ぶりが気に入らないのなら、いきなり解雇するのではなく指導してくれたらよかったと思う」と憤り、経緯を公表。スマートフォンの利用時間については「2時間40分だった」ともコメントしている。
またそのほとんどがシフトの前後だったと主張し、「キッチンでスマホを見ていたとしたら、それは客からの注文がない時間だったはず」とも話す。
一方でカフェの代表者は解雇について「事実」と認めつつ、「守秘義務があるため理由は明かせません」とコメントした。
この件に対し多くの人は「ソフィーさんが悪い」「解雇されて当然だと思う」「職場でスマホをいじるなんて言語道断」「うちの会社では、勤務時間はスマホ禁止」と、解雇が正当だという意見をSNS上に書き込んでいる。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)