60代男に誘拐された13歳少女が紙に書いた「助けて」 目撃者の通報で救出へ
男に脅され、車に乗るしかなかった少女。誘拐された場所からずいぶん離れた土地で保護された。
60代の男に誘拐され、別の州に連れて行かれた少女。救出されるまでの経緯を、『NBC News』などアメリカのメディアが伝えた。
■誘拐された少女
6日、アメリカ・テキサス州サンアントニオのバス停にいた少女（13）に車に乗った男（61）が銃らしき物を突きつけ、「車に乗れ」「そうすれば痛い目にあわせない」とすごんだ。
乗らなければ大変なことになると考えた少女は、命じられた通り車に乗り込み、そのまま連れ去られてしまった。
その後、男は少女を車に乗せたままひたすら移動。何度か停まっては、少女に性的暴行を加えた。帰ってこない少女を心配した母親は7日に通報し、警察に「娘が行方不明になった」と話して捜索を依頼した。
■別の州に連れて行かれ…
9日、男はカリフォルニア州ロングビーチのコインランドリーで、自分と少女の衣類を洗濯することに。駐車場に車を停めて少女に待っているよう伝え、服を持って外に出た。
ようやく1人になった少女は見つけた紙切れに「Help me!」と書き、外にいる人たちに見せた。これに気づいた人物が通報し、現地警察がすぐに動いて同日中に男の身柄を確保した。車の中には、BBガンや手錠などがあったという。
■警察からは感謝の言葉
現地の警察署長は少女が生きて発見されたことを喜び、通報した市民に感謝。また速やかに現場に行き少女を発見・保護した警察官たちを称賛した。
被害を受けた少女は現地当局に保護されたが、その後に家族のもとに帰ったとのこと。男が少女を連れてどこに行こうとしていたのかなど、詳しいことはまだ分かっていない。
■「厳罰を」という声
少女の恐ろしい経験について報道で知った人たちからは、「命があって本当に良かった」という安堵の声が噴出した。
また「この犯人は死刑にしたほうがいい」「短い服役を経て再び社会に舞い戻るのではないか」といった怒りや心配のコメントも、SNS上に多数書き込まれている。
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（文／Sirabee 編集部・マローン 小原）
