50歳夫が「子供が欲しくなった」 夫婦だけの暮らしを満喫する40歳妻が困惑
ストレスフリーな生活を楽しんでいた妻が、今になって子作りを望む夫に困惑している。40代での出産や今後の生活について、妻の不安は募るばかりだ。
夫婦だけで豊かに暮らしてきたのに、人生の後半に差しかかった今、いきなり「子供が欲しい」と言い出した夫。妻は夫の気持ちを受け止めるべきなのか。
■夫婦だけの快適な暮らし
海外で暮らす女性(40)は、夫(50)と結婚後に将来について十分に話し合い、「どちらかが『絶対に子作りにチャレンジしたい』と考えるようになったら妊活しよう」と決めてあった。
その後の結婚生活は順風満帆で、不満などまるでない。夫婦で旅行もするし、趣味や多くの友達にも恵まれている。多額の遺産を相続したため女性は仕事を辞めたが、ボランティア活動にも参加して、充実した日々を過ごしてきたのだ。
■意外なことを言い出した夫
しかし先月、50歳の誕生日を迎えた夫が「子供が欲しい」「父親になりたい」と言い始めた。「夫はもう年だし、自分も妊娠・出産を期待される時期はとっくに過ぎている」と考えていた女性にとっては、まさに青天の霹靂だった。
「そもそも妊娠しないかもしれないし、妊娠しても元気な赤ちゃんを産めないかもしれない」「子供が10歳になる頃、夫は60歳…」。そんなことを考え悩んでいるという女性が、イギリスの人気サイト『Mumsnet』に投稿し、ユーザーの意見を求めた。
■「断るべき」という意見
ユーザーのひとりは「『今さら遅すぎる』とご主人に伝えたほうがいい」と助言し、「ご主人は50代に入り焦っているのではないか」と推測もしている。
「50歳で子作りを考えるなんてあり得ない」「40歳で出産したママをたくさん知っているけれど、どの人も30代で何度か出産を経験しているし、ご主人も同年代だ」といったコメントも多数書き込まれた。
子供がいないライフスタイルが、出来上がっているこの夫婦。今から妊娠・出産を経て子供を育て上げるのは、「簡単なことではない」と考えた人が多かったようだ。
■「大丈夫」という経験者も
その一方で、「40代で出産する人は珍しくない」「ご主人だけでなくあなたもOKなら、問題はない」という意見も書き込まれた。
また「私たち夫婦も同じ年で子供をつくって、その後に二人目の子もできた」「育児はとても楽しいし、子供がいることで情熱や希望、気力にも恵まれた」という人もいる。
体力的にも負担が大きい子育てに、夫の協力は欠かせない。子供が学校を卒業し自立するまで元気でいられるのかも含め、夫婦でしっかり話し合うしかなさそうだ。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)