眼の前で我が子がいじめられていたら… 7割弱が「暴力に訴えてでもやめさせる」
父親という男性が息子をいじめる青年に暴力を振るう動画が話題に。もしあなたが当事者ならどうする？
■ネットで動画が話題に
ネット上で拡散した動画に映っていたのは、欧米の中高生くらいと見られる少年たち。道端で、1人がもう1人から胸を小突かれ、さらに別のもう1人から左ローキック、さらには顔面に左パンチを1発。
もう1発殴りかかろうとした時、後ろから駆けつけた中年男性が、いじめていた少年がすっ転ぶほどの右ローキックをお見舞い。さらに尻もちをついたいじめっ子の顔面に右パンチを炸裂させている。
実際のところはわからないが、「息子がいじめに遭っているのを目撃してしまい、いじめっ子を思わずぶん殴ってしまう父親」とのコメントがつけられており、日本のSNSでもその文脈で話題となった。
こうしたケースに限らないが、もし眼の前で自分の子供がいじめられていたとしたら、どのような対応をとる人が多いのだろうか。
■7割弱が「力ずくでも」
Sirabee編集部が、6月30日〜7月2日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、動画のように「力ずくでもやめさせる」と答えた人が最も多く66.0％。
「言葉だけでやめさせようとするが従わなければ諦める」が20.9％。「言葉でも力でも介入しない」が13.1％だった。圧倒的多数は、暴力を用いても我が子を守ろうと考えるようだ。
■中高年ほど実力行使
なお、今回の調査では男女差はほぼないものの世代の差が大きく見られた。「力ずくでもやめさせる」と答えた人は上の世代ほど多く、60代では男性が74.9％、女性が78.3％に。一方、10〜20代では男性で50.0％、女性は52.7％だった。
■執筆者紹介
タカハシマコト：ニュースサイトSirabee編集主幹／クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ（TCC）会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』（アスキー新書）『その日本語、お粗末ですよ』（宝島社）
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（文／Sirabee 編集部・タカハシマコト）
対象:全国10代～60代男女1,000名（有効回答数）
