「6割が誤解」エアコンの“まちがった節約”をダイキンが指摘 「風量弱」や「風向き下」は…
エアコンの節電について、約6割の人が何らかの誤解をしていることが明らかに。スイッチのこまめなオン・オフとつけっぱなし、お得なのは…?
各地で連日のように厳しい暑さが続く中、気になるエアコンの電気代について、元プロ野球選手で野球解説者の上原浩治氏が20日、ツイッターで疑問を投げかけている。
■実際はどちらがお得?
エネルギー価格や原材料の高騰もあり、先月には大手電力7社が電気料金の値上げを実施。そんな中、各地で厳しい暑さが続いていることもあり、気になるのが家庭の消費電力の多くを占めるエアコンの電気代だ。
上原氏は、「う~ん。実際のところ、冷房はつけっぱなしのほうがお得?? 必要なときだけつけるのがお得?? 何度なら? 何日間なら?」と問いかけた。
■約6割が「誤解」
確かに節電に関してはさまざまな意見やアイデアや見受けられるが、「エアコンの正しい節電」について理解できている人はどれほどいるのだろうか。
空調機メーカー大手のダイキン工業が今月、エアコンの節電に関する実態調査を実施したところ、約6割の人が節電方法について何らかの誤解をしていることが判明したと発表した。
■最も誤解されていたのは…
同社の調査によると、最も誤解されていたのは「風量はできるだけ『弱』で使う」という節電法だった。
そのほかにも「室外機全体をカバーで覆い、直射日光が当たらないようにする」「こまめにスイッチを切る」「風向を下向きに設定し、人が生活する床上付近を集中的に冷やす」といった誤解が上位に挙げられた。
同社では、これらがいずれも消費電力の増加につながりやすい行動であることを指摘する。