4歳児がホットドッグを食べ窒息 目撃者らが蘇生を試みるも救えず
美味しいホットドッグを頬張っていた女の子が、倒れて心停止に。直後に控えていた誕生日を祝うことなくこの世を去ってしまった。
ホットドッグを食べていた女児が倒れ、意識不明に。現場にいた人たちが救おうと努力したが助からなかったことを、『New York Post』などアメリカのメディアが伝えている。
■いきなりの悲劇
9日午後、アメリカ・ワシントン州にある巨大スーパーマーケットで軽食をとっていた女の子(4)が、ホットドッグを喉に詰まらせ倒れ込んだ。
苦しみ意識を失ったまま心停止の状態になったことから、現場にいた人たちが駆け寄り、AED(自動体外式除細動器)も使用して回復を願ったが、状態はまったく変わらなかった。
■搬送されたが助からず
ほどなくして、現場に到着した救急隊が口の中に残っていた食べ物を取り除き、女の子を最寄りの病院に搬送したが、息を吹き返すことはなかった。
女の子は数日後には5歳の誕生日を迎える予定だったが、その日を家族と祝うことはできなくなってしまった。
遺体を確認した検視官はメディアの取材に応じ、「死因は窒息死です」「複数の目撃者がおり救急隊も経緯を確認したため、解剖は行いませんでした」とコメントした。
また、ハイムリック法(腹部突き上げ法)などで気道の異物除去を試みた人がいたかについては、「分かりません」と述べている。
■ホットドッグは意外に危険
ホットドッグは子供にも人気があるが、細長いソーセージは噛むと切り口が丸くなり、気道にすっぽり詰まりやすい。フィットするぶん詰まると息ができなくなるほか、除去が困難であるため窒息死の原因になる可能性がある。
ホットドッグを子供に与える場合、まずは薄く切るよう注意を促す小児科医もいる。その他にも飴、ブドウ、ナッツ類なども、4歳未満の子供には与えないほうがいいと一部海外メディアは伝えた。
お盆休みには、親戚で集まって食事をする人も少なくないだろう。楽しいはずの食事が悲劇につながらないように、特に高齢者や子供が同席する場合は慎重にメニューを考えたほうがいい。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)