息子に誕生日聞かれた父、スマホ通知に目を疑うが…　「最高のIT教育」と話題に

意外と忘れがちなのが、身近な人物の誕生日。契約関連で両親の生年月日を記入する際、記憶に自信が持てなかった経験は誰しも一度はあるだろう。

ツイッター上では現在、息子から誕生日を尋ねられた父親の「予想外すぎるオチ」が話題となっているのだ。

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■「お父さんの誕生日教えて！」の数分後…

今回注目したいのは、デザイナー・大村卓さんが投稿した1件のツイート。

ある日、息子から「お父さんの誕生日教えて！」との質問を受けて「まだおれの誕生日知らないのか」と思ったものの「なんかプレゼントでも用意してくれるのかな」と誕生日を教えると、突如スマホに通知が届いたそう。

ツイートに添えられたスマホのスクリーンショット画像を見ると…そこには、何者かがNintendo Switchで「誤った暗証番号」を入力していた旨が通知されていたのだ。

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■「素晴らしいITリテラシー教育」の声も

「Nintendo Switchの暗証番号の突破を試みてやがる…クッソ」という1文で締められたツイートは、投稿から数日で3万件近くものRTを記録するほど大きな話題に。

ツイッターユーザーからは「不覚にも笑ってしまった」「誰もが通る道だけど、しっかり通知行くんやな」「我が家でも時々、暗証番号の突破が試みられます」といった声が多数寄せられている。

また「素晴らしいITリテラシー教育。誕生日を設定するとダメ…ということを自然と学べている」「暗証番号に誕生日を設定することの危険性を訴えるツイートになっていると思う」など評価の声も少なくなく、今回のケースは逆説的に「脆弱性のあるパスワード」に対する注意喚起になっていたのだ。

さて、息子の頭脳プレー（？）にツイート投稿主がどのように対応したかというと…。

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■息子に「言い聞かせた」内容は…

ツイート投稿主の大村さんは「『え、まだおれの誕生日を知らないのか』と思いましたが、『誕生日に向けて何か用意してくれるのかな』と好意的に解釈しました」と、当時の感想について振り返っている。

しかし、しばらく経つと「暗証番号の突破」を試みた通知がスマホに届いたため、「さっき誕生日を聞かれたのはそれだったのか…」と理解し、全てが繋がったのだ。息子は「またダメだったか」と、苦笑いだったそう。

今回の件について「良し悪し」は別にして「だいぶ知恵をつけてきたな」と、息子の成長を感じたという大村さん。これを機に、息子には「自分のしたいことのために何とかしようと頑張る姿勢は評価する」「誕生日など推測されやすい数字を暗証番号にするわけないし、してもいけない」「今回は家族内且つゲームの時間制限に関することだったが、お金や他者に関することで暗証番号やパスワードの解除を試みる行為は犯罪なので、してはいけない」の3点について、しっかり言い聞かせたのだ。

令和に生きる子供たちのイタズラの中には、親世代にとって「想像もつかない内容」のものも珍しくないだろう。我が子をまっすぐな道へと導くためにも、大村さんのように「現代の価値観」をアップデートしていきたい。