行方不明になりがちなリモコン、“見つけやすくする方法”が防災にも役立つ その手があったか…
リモコンの「どこ行った?」を解決する画期的なアイデアを、警視庁警備部災害対策課が紹介。すでに採用している人からは「ホントに見つけやすい」との声が。
3日、警視庁警備部災害対策課が公式ツイッターを更新。行方不明になりがちなリモコンを発見しやすくするアイデアを紹介した。
■ストラップを付けて目立つように
家の中で行方不明になりやすい代表格のリモコン。定位置を決めていても戻すことが疎かになりがちで、使いたいタイミングで見つからないというのはよくある話だろう。
同課の担当者は「私は緊急地震速報が鳴り、ニュースを見ようとしたところ、テレビのリモコンを探すのに手間取ったことがありました」といい、「その反省から、よく使うリモコンには『ストラップ』を付けて目立つように工夫しています」とアイデアを紹介した。
■穴がなくてもできる
リモコン類にはストラップホールがついているものもあるが、同課が紹介したのは穴のないリモコンで、“結束バンド”を使うという方法。投稿された画像では中央付近のボタンとボタンの間に結束バンドを巻き、ネックストラップを付けている。
新聞や雑誌の下、ソファの背もたれとクッションの間などで発見されることも多いであろうリモコンだが、確かにこのように紐がついていれば一部だけでも見えて発見しやすそうだ。
■防災ストラップにも
なお担当者は「ストラップを付ける目的はリモコンの紛失防止と早期発見ですが、災害を意識し、停電対策のミニライトとSOS用のホイッスルを付け“防災ストラップ”にしました」とのことで、災害時にはリモコンから外してそのままネックストラップにも。
さらにリモコンに蓄光シールを貼っておけば暗いところでも見つけやすくなるとも紹介しており、停電時にも便利だ。
なお蓄光シール、結束バンド、ネックストラップ、カラビナ、ホイッスル付きライトなど、必要なものは100均でも揃えることが可能なため、すべて真似したとしても安価で手軽。防災ストラップとしても利用する場合は取り外しやすいようにレバー式ナスカンのついたストラップを選ぶといいだろう。
■「ホントに見つけやすい」との声
このアイデアについて「大きな地震のときは、テーブルから滑り落ちる可能性もありますもんね。紐が付いてるとたどりやすそうですね」「ラジオとかも、やらないと」との声や「ロングな紐で天井からぶら下げるといいぞ」という案が。
数年前からストラップを付けているというユーザーは「雑誌と雑誌の間に挟まっていたりしてもストラップのおかげでホントに見つけやすいです」とのことで、その効果は大きいよう。
また、「スマートリモコンで照明やテレビの電源をオンにするのもオススメです」との声や「いつか、テレビ本体にあるボタンを押したらリモコンから音が出るみたいな仕組みができたらいいのになーと思っています」と新しい技術に期待する声も上がっている。