九州と山口県に大雨災害の危険 NHK公開の「避難時の服装」が参考になる
あす7月1日にかけて西日本から北日本の広い範囲で大雨になり、線状降水帯が発生して災害の危険も。避難の際に注意したい服装とは。
あす7月1日にかけて、西日本から北日本の広い範囲で大雨となり、とくに九州と山口県では線状降水帯が発生して災害の危険が高まる恐れが高まっている。NHKの生活・防災公式アカウントでは、避難の際の服装などについて紹介している。
■線状降水帯発生で災害の危険
前線の活動が活発になっていることから、九州では断続的に非常に激しい雨が降っており、あす7月1日にかけて線状降水帯が発生して災害の危険度が急激に高まる恐れがあるとして、厳重な警戒が呼びかけられている。
ツイッターでも、「線状降水帯」がトレンド入り。「あちこちで線状降水帯できとるやん…」「あしたにかけて大丈夫かめっちゃ気がかりになってきた」「今夜はライブに行く予定だったけどキャンセル。4年ぶりで楽しみにしてたのに梅雨前線め!」といった声があがった。
■すでに激しい雨も
すでにかなり激しい雨を観測している地域もあり、九州の一部では、避難指示や高齢者等避難が発令されている地域もある。
「すでにゲリラ豪雨? みたいな雨が降りました。もしかしたら線状降水帯が発生するかもと言われてますが、今夜が心配です」「雨すごいなー。警報鳴りまくりだ」「川の増水がすごい。サイクリングロードが冠水して川幅が広がってた」と報告する人もみられた。
■避難時に「長靴は履かない」
NHK生活・防災の公式アカウントでは、「歩いて避難する人はこれだけは守って下さい! 避難中に被害に遭う人が相次いでいます」と徒歩で避難する際の注意点について紹介。
避難する際の服装について「ヘルメットなどで頭を保護」「両手が空くリュックで」「非常用グッズは最小限に」「足元を確認するための傘や杖」「けがを防ぐための長袖・長ズボン」「履き慣れたスニーカーで。水が入ると動きにくい長靴は履かない」と紹介。
高齢者や子供と一緒の場合には時間がかかるため「『明るいうち』『冠水前』に避難完了を」とも呼びかける。
■2人以上で行動を
さらに、避難中に流されるケースもあるとして、水が膝の高さの50㎝を超える場所には絶対に入らないことや、膝より下の水深であっても、流れがあると簡単に足をすくわれて流されるとして「避難ルートが浸水する前に避難を終えてください」とも。
また、避難の際にはできるだけ2人以上で避難するようにし、蓋の開いたマンホールや用水路に落ちないように、傘や杖で足元を確認して慎重に進むようにも注意を促している。