前例のない地で野生の熊が男性を襲い殺す 隣人の救援も間に合わず
熊が人を襲った前例がない静かな場所で、被害に遭った男性。熊がいきなり暴れた理由については、まだ判明していない。
いきなり現れた熊に襲われ、悲鳴をあげた男性。驚いた隣人が男性を救うため熊を撃ったが手遅れだったことを、『ABC News』などアメリカのメディアが伝えている。
■静かな森で熊に遭遇
つい先日の午前8時前のこと、アメリカ・アリゾナ州の森にあるキャンプ場のそばにいたスティーヴン・ジャクソンさん(66)を、突然の悲劇が襲った。椅子に腰を掛けてコーヒーを飲んでいたところ、たまたま近くにいた熊に見つかり襲われたのだ。
ジャクソンさんの悲鳴を聞き、慌てて飛び出した隣人たちが熊を追い払おうとしたが、熊はまったく怯まずジャクソンさんを襲い続けたという。
■熊を射殺したものの…
熊を脅かせば逃げるかもしれないと考えた隣人たちは大声を張り上げ、車のクラクションを何度も鳴らすなどして威嚇。それでも熊はジャクソンさんを離さなかったため、隣人のひとりがライフルで撃ち殺したが、ジャクソンさんの命を救うことはできなかった。
善良で好かれていたジャクソンさんの死に、多くの人が衝撃を受けているとのこと。なおジャクソンさんは森に小屋を建てるべく張り切っていたというが、完成を見届けることはできなかった。
■当局も大惨事にショック
通報を受け現場に駆けつけた警察はジャクソンさんの遺体に衝撃を受け、「まさか」という思いでいっぱいだったという。この地域では人が熊に襲われた前例がなかったため、当局もこういった事態を想定しておらず監視は全くしていなかったのだ。
そんな当局によると、ジャクソンさんを襲った熊はオス。いきなり襲いかかった理由についてはまだ分かっていない。
■日本でも要注意
熊の行動が活発になる春から秋は、日本でも十分に注意しておく必要がある。熊出没マップなどを調べ、危険がある場所には立ち入らないに限る。
それでも山や森に入る必要がある人は、遭遇しないための回避法やいざという時の対処法を、しっかり覚えておくことが理想的だ。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)