大谷翔平と佐々木朗希の直球は「質が違う」 江川卓氏が詳細を分析
江川卓氏が自身と大谷翔平投手、佐々木朗希投手の「直球の違い」を解説。
■江川氏のストレートを検証
大谷投手と佐々木投手、そして江川氏の直球を検証した今回の放送。
江川氏は現役時代、大谷投手や佐々木投手のように160キロを計測することはなかったものの、専門家に聞くと当時は終速を計測していたが、最近は初速を表示していたそう。
そして同氏が全盛期だった1981年に投げていたストレートが、最新の解析で158キロだったことが明かされた。
■ホップ成分と回転数も…
さらに江川氏のストレートは球が打者の手元で浮き上がる「ホップ成分」が高いことが判明。1分間あたりの回転数も、大谷投手と佐々木投手の数値を上回っていた。
番組は「さまざまな数値から、江川氏がもっとも打者が浮き上がって見えるストレートを投げていた」と結論づけた。
■大谷投手と佐々木投手の違いを解説
江川氏は大谷投手と佐々木投手の「ストレートの違い」について質問されると「投げ始めの速度は一緒ですね、165キロですから。途中からの行き方は凄く違う」と解説する。
続けて「佐々木さんのほうがボールが軽いという表現をするんですけど、ボールの重さは一緒ですが、われわれは軽いと解説する。途中からの行き方はすごく速い、ホップする感じで行く」と指摘。
そして「大谷さんは投げ出したら、そのまま行きますね。どっちが打ちづらいかというと難しい話なんです。投げ始めの速度は一緒なんですけど、球質は違います。僕のとは佐々木さんが近いです。大谷さんは少し曲線的」とコメントした。