キャンドル・ジュン氏の会見を改めて検証する 覚悟をもって賭けに出たか

キャンドル・ジュン氏のメッセージは「生きる者の責任」であり、注目されるべきコミュニタリアニズムの思想である。

■バランスあるコミュニタリアニズムの思想

またキャンドル氏は、全体的に責任について多くを語っている。当事者としての責任、関東住人としての責任、家族としての責任、メディアやSNSを使うものとしての責任、企業や組織のトップの責任、 日本国民としての責任。

一方で、家族の幸せや日本国民の幸せも語っている。総じてキャンドル氏は、やや保守的とも言える強めの、あるいは中道左派の正当な、注目されるコミュニタリアニズムの思想と言えるだろう。

つまりは、「勝手で不安定な自己」でなく「社会の中の自己」。非常にバランスの取れた思想的なメッセージが、人々の共感を生んだと言えるだろう。


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■キャンドル氏への批判

一方では、広末のプライベートな部分を無断で語ったことが批判もされている。確かにプライバシーに踏み込む問題ある発言があり、精神不安定な部分が広末にあるならば一層注意がなされなければならないだろう。

実際、広末はさらにキャンドル氏に不信感を抱く反応を示した。しかし、広末に関する説明がなければ、一体何を主張していたかわからなくなってしまう程だ。


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■鳥羽周作シェフへの挑戦状

また、キャンドル氏は、広末の感情や精神に配慮する「ケアの倫理」を持って「関係を結」んできた自負や、自身の生き方を示し、広末の不倫相手である鳥羽周作シェフに対してメッセージを送っているとも言えるだろう。

キャンドル氏は、覚悟を持って、広末や家族のための責任に対しての自信を持って、賭けに出たとも言える。キャンドル氏は総じて、必要十分を話したと言えるのではないだろうか。

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(文/メディア評論家・宮室 信洋

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