共産党が嫌がる「有効打撃」とは その手法をツイートした元同党議員に詳しく話を聞いた

プール撮影会の中止騒動で取り沙汰された共産党。同党へのバッシングの声が広がる中、とある元共産党議員が「打撃の与え方」を発信している。

元台東区議・山口銀次郎氏

埼玉で開催予定だったプール撮影会が突如中止になりネット上で波紋を呼んだ。中止のきっかけに日本共産党埼玉県議会議員団の指摘があり、同党に抗議する声が上がっているが、元共産党議員は「ただの抗議」では効果がほぼ無いと分析する。

【話題の投稿】元共産党議員だった山口銀次郎氏のツイート


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■トラブルの顛末

6月9日、埼玉県内のプールで開催予定だった撮影会が、開催直前になって急遽中止を発表した。

きっかけは、日本共産党埼玉県議会議員団による申し入れ。撮影会で未成年モデルの出演、さらには卑猥なポーズをとるモデルが過去にいたということで、「性の商品化は許さない」のスローガンのもと同議員団が埼玉県に貸出中止を要請したのだ。

それを受けた埼玉県は、正確な調査がないまま全撮影会団体にプールレンタル中止を通告。

その後、プール側が出していた貸出ルールを遵守していた撮影会団体から不満の声が上がり、埼玉県は数日後に一部の貸出中止を撤回するも、時すでに遅し。

このドタバタ劇の間に開催予定だった撮影会が中止を余儀なくされ、約1,000万円もの損害を被る撮影会団体が出てしまった。

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■共産党を批判する声

ネットでは、「普通にみんな迷惑してる」「今回の中止は人災」「共産党が全て補償しなければならない」「イベント潰す暇があるなら、もっと実のある活動をしなさい」と発端となった共産党をバッシングする声が広がっている。

そんな中、かつて共産党所属の台東区議だった山口銀次郎氏(35歳)のツイートが話題を呼んだ。それは共産党にどうやって抗議するか、そして“打撃”を与えるか、という内容。

元内部の人間だったからこそ発信できる「共産党が避けたいケース」とは何か。本人を直撃した。


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■「聞く耳を持たない」

山口氏は、2019年に共産党推薦で出馬し台東区議に初当選。しかし、ウクライナ侵攻や中露による度重なる日本への威圧など、かつてない脅威が生じても、自衛隊強化を真っ向反対するなど臨機応変さに欠ける党方針に乖離を覚え、2022年2月に離党。

無所属で臨んだ今年4月の選挙で落選し、現在は会社員をしている。

話題を呼んだ同氏のツイートの内容を要約すると、「共産党にいくら抗議しても効果が薄く、聞く耳を持たない」「打撃を与えるためには『しんぶん赤旗』の部数を減らすことが一番効果的」という内容だ。

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