デーブ・スペクター、大麻合法化の議論に警鐘 「日本ではやらないほうがいい」
永山絢斗容疑者が大麻取締法違反の容疑で逮捕された件に絡め、デーブ・スペクターが日本での大麻合法化議論に警鐘を鳴らす。
タレントでテレビプロデューサーのデーブ・スペクターが、18日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)に生出演。日本国内での大麻合法化の議論に対し、母国・アメリカの例を出しながら反対を示した。
■永山絢斗の逮捕を受け…
この日のトップニュースは、俳優・永山絢斗容疑者の逮捕。永山は15日に警視庁の家宅捜索を受け、16日未明には、今年4月に自宅で乾燥大麻を所持した疑いで逮捕された。また、家宅捜索では大麻が見つかり、同日午後にも再逮捕されている。
番組は麻薬取引といった裏社会を長年取材しているジャーナリスト・石原行雄氏を招き、この件について解説していった。
■海外で合法化されている影響も?
ここで、令和3年には過去最高を更新するなど、大麻の摘発人数が増加傾向にあるとのデータを示すと、石原氏は増加の理由を解説。「嘘の安心安全神話、SNSの普及、安さ」の3点を挙げ、健康被害についても詳しく述べていく。
すると、デーブは「あと、おそらく若い人含めて、外国の報道もずっと見てるわけですから、合法化が進んでるんですよね」と海外の影響を指摘し始めた。
■「害がないから合法化したのではない」
海外では医療用や嗜好用の大麻が合法な国もあるが、デーブはこれについて「でも、害がないから合法化にしたのではないんですよ」とズバリ。
「結局、警察や司法が、摘発するためのマンパワーを別のものに回すためなんです。きりがないから、もぐら叩き状態になったってことが多い」と続け、行政を優先してのやむを得ない決断だと指摘した。
■ニューヨークでは廃人も続出?
健康被害についても、「たばこと同じように、やりすぎると肺とかいろんなところがやられてしまう」と指摘すると、「ニューヨークはあんまりにも自由なんで、高度の高いものもできてて」と母国の例に言及。
「それをやってると(症状で)職場で役に立たない人もいるんですよ。合法でありながら」と社会に影響が出ていることを明かし、「いろんなマイナス面もあるにはあるんで、日本ではやらないほうがいいですよ」と警鐘を鳴らした。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)