死んだはずの男性が葬儀にヘリコプターで登場 親族へ向けたイタズラに非難の声
ネット上で「自分は死んだ」という情報を流した男性が、葬儀にヘリコプターで現れた。「ある理由」のためにこの計画を実行したというが、多くの人から非難を浴びている。
ベルギーの男性が自分の死を偽装し、葬儀のために集まった親族の前にヘリコプターで現れるというイタズラをやってのけた。
男性は、誰が自分のことを気にかけているのか知りたかったというが、人々からは「笑えない」などと非難の声が寄せられている。『NEW YORK POST』や『Daily Mail Online』などの海外メディアが報じた。
■妻や子供にも協力を要請
ベルギーのTikTokクリエイターであり、16万人以上のフォロワーを抱えるデイビッド・バーテンさんが、ある計画を実行して非難を浴びている。それは「自分の死を偽装する」というものだ。
デイビッドさんは、彼の妻や子供に協力してもらい、SNS上で「デイビッドは死んだ」という情報を流した。
彼の娘の1人は「パパ、安らかに眠ってね。あなたのことを思い続けます」などと書き込み、デイビッドさんを知る人が「彼は死んでしまったのだ」と思い込むよう仕組んだという。
■ヘリコプターで登場
その後、デイビッドさんの家族は彼の葬儀を執り行った。もちろんニセの葬儀だ。参列者の1人がこの時の動画を公開しているが、多くの弔問客が集まり、涙を流す人もいたようだ。すると、突然上空に大きな音を立てて旋回するヘリコプターが現れた。
ヘリコプターからは、撮影クルーを引き連れたデイビッドさんが堂々とした様子で降りてきた。亡くなったと思い込んでいた弔問客は驚き、デイビッドさんに駆け寄って抱き合いながら喜んでいる。
■疎遠になった親族へ教訓
デイビッドさんがこのような計画を実行したのは、「誰が自分のことを気にかけているか知りたかったから」だという。
親族の中には疎遠になってしまったり、連絡が取れなくなってしまった人もおり、そういった人に「誰かが死ぬまで待つのではなく、すぐに会うべきだ」という教訓を伝えたかったそうだ。
デイビッドさんは、フォロワーに対してこの「死の偽装」のおかげで複数の親族が連絡してきてくれたと話す。「誰が本当に自分のことを気にかけているか証明された。
葬儀に来られなかった人も連絡をくれたし、そういう意味で僕は勝ったんだ」と満足げな様子を見せた。
■「自己中心的」と非難の声
計画が成功に終わり嬉しそうなデイビッドさんに反して、ネット上の反応は厳しいものだった。多くの人が「笑えないジョークだ」「なぜ彼が親族と疎遠なのかわかるね」「信じられないくらい自己中心的な行為だ」とデイビッドさんを非難している。
中には「ソーシャルメディア上で注目を得るために、人の気持ちを弄ぶなんて吐き気がする」「ソーシャルメディアのせいで一部の人のモラルの低下が著しい」などと、モラルのない投稿全般を非難する人もいた。
■死んだはずの男性が現れ騒然
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(文/Sirabee 編集部・広江おと)