「母親を老人ホームに入れたい」兄らと意見が合わず… 遠方で暮らす妹が困惑
高齢の母親を持つ女性は「階段に昇降機をつけてあげたら良い」と提案したが、兄たちの意見は「それでは不十分」。兄妹は母親の今後について、意見の食い違いを解消できずにいる。
高齢の母親を老人ホームに入れるべきか、それとも今のまま自宅で暮らしてもらうべきか…。元気ではあるがすでに90代になった親の今後について、家族の意見が割れている。
■老いた母親の今後
海外で暮らす女性(59)は、91歳の母親からずいぶん離れた場所で暮らしている。一方で女性の兄2人(64、61)は母親のすぐ近くで生活しているため、母親の世話も可能な限りこなしてきた。
母親から「必要な物がある」と言われれば代わって買い出しに行き、定期的に家に行って元気かどうか確認しているのだ。しかし母親もずいぶん老いたため、女性と兄たちは今後について「検討すべき時期が来た」と考えている。
■歩行に問題はないが…
母親は大きな家でひとり暮らしを続けており、庭に出て歩くことは可能な状態だ。それでも家の敷地から出ることはなく、行動範囲はかなり限られている。
また最近は何度か転倒して怪我をしたため、その度に病院に行くなど対応に追われた兄たちは、「お母さんを老人ホームに入居させるべき」と言い始めた。
介護に直接関わっていない女性は「階段昇降機をつけてあげればお母さんも楽に暮らせる」と考えているが、兄たちとは今も同意に至っていない。
■「医師と相談を」という助言
兄たちとの話し合いが平行線で困っているという女性が、イギリスのメディア『The Sun』に悩みを投稿し助言を求めた。すると回答者は「安全が確保できるのであれば、自宅に住ませてあげるのが理想的」と指摘した。
しかし母親が高齢ということもあり、まずは医師や福祉事務所などに相談し、近くに利用可能な施設やサービスがあるか教えてもらうといいと助言した。
また「室内用トイレがあれば高齢者にとってはずいぶん楽です」と回答者は強調し、ケア付き住宅を検討するのも良いかもしれないとアドバイスしている。
親の介護については費用の捻出も含めて考えるべきことが多いが、家族が協力し合って一番良い方法を選ぶしかない。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)