美味しそうな弁当、不穏すぎる4文字に目を疑うが… 「天才の発明」と称賛相次ぐ
美味しそうなお弁当に、何やら不吉な幻覚が見えると話題。じつはこれ、幻覚ではなく「紛れもない現実」だったのだ…。
現実とは多くの場合が「非情」であるが、ときにはその非情さから目を背けず、真っ向から向き合わなくてはならない。以前ツイッター上では、美味しそうなメニューの上に浮かんだ「非情すぎる現実」が話題となっていたのだ。
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■美味しそうな食事に不穏すぎる「4文字」が…
今回注目したいのは、とあるツイッターアカウントが投稿した1件のツイート。
「現実から目を背けないためのピックを作りました」とだけ綴られた投稿には、唐揚げやミートボールなど、人類のこよなく愛するメニューがてんこ盛りとなった写真が添えられているのだが、何やら各メニューの上に「カロリー」なる不穏な4文字が、下矢印付きで見えるではないか…。
一瞬、幻覚と思ってしまう光景だが、残念ながらこれは2つの意味で「現実」なのだ…。
■「厳しい現実」と「優しいウソ」が…
こちらのツイートを投稿した「企画デザイン2時」は名前の通り、時計の2時の方角である「ななめ上」の発想を大切にする商品企画会社。今回もまさに「ななめ上」なアイデアが炸裂しており、前出のツイートは投稿からわずか数日で3万件近くものRTを記録する事態に。
また他のツイッターユーザーからは「これを抜いて食べたら、カロリーオフに…?」「あっ、現実に向き合わされるやつだ」「それでもおれは食う!」など、反響の声が多数寄せられていたのだった。
お待たせしました!
ニーズにお応えした、0カロリーピックです。 pic.twitter.com/jllwSFxRzf— 企画デザイン2時 (@niji_2oclock) May 15, 2023
なお、こちらのピックは「カロリー」だけでなく「0カロリー」と表示された「現実から目を背ける用」が併せて開発されている点にも注目したい。
あまりに両極端すぎるデザインを受け、記者は思わず「ポケットモンスター カロリー・0カロリー」なる、架空のゲームタイトルを思い浮かべてしまった。
今回は、件の罪深い(?)ピックがどのような経緯で誕生したのか、企画デザイン2時を運営する「株式会社2時」に、詳しい話を聞いてみることに…。
■「誕生経緯」が微笑ましすぎる…
開発経緯について、企画デザイン2時の担当者は「最近好きなものを好きなだけ食べ過ぎていたので、自分への戒めとして作りました。カロリーを意識しているからこそ思いついたアイデアだと思います」と告白。
「どんな食品にもカロリーはある。そして美味しいものはカロリーが高い。そんな現実から目を背けずに受け止めて行こう! という想いを込めています」との熱いコメントも見られ、かなりの熱量(カロリー)を込めて製作されたことが窺える。
なお、元々「0カロリー」バージョンのピックも構想していたのだが、「カロリー」ピックのツイートを投稿した際、かなり多くのユーザーから「0カロリーバージョンが欲しい」というリクエストを受け、これを切っ掛けに追加で製作したのだとか。
あまりの反響の大きさを受け、商品化に向けて進行中だというカロリーピック。ユーザーの数だけ、ユニークな活用法が見つかりそうだ。