無農薬野菜に虫やカエルが混入していたら? 6割強が「仕方ない」
SNS投稿で注目を集めた丸亀シェイクうどんへの「カエル混入」。無農薬野菜なら仕方ない?
■ネットでは同情の声も
ツイッターには容器の底に生きたアマガエルがいる画像が拡散され、投稿の翌日には丸亀製麺が事実を認めて謝罪する事態に。混入していたのは、坦々サラダうどんで、原材料のサラダをつくる野菜加工工場で混入したと発表されている。
このニュースは驚きをもって受け止められたと同時に、インターネット上では同情的な声も見られた。食の安心という観点で人気の有機無農薬野菜であれば、虫やカエルがついているのはある意味当然とも言えるためだ。
高価であってもあえてオーガニック野菜を選ぶ人も多い昨今、世間はどのように感じているのだろうか。
■6割以上が「仕方ない」
Sirabee編集部が、5月25〜26日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「無農薬野菜」について調査したところ、「無農薬野菜に虫やカエルが入っていても仕方ない」との答えが64.7%。圧倒的多数となった。
「許せない」という回答は35.3%にとどまっている。
■女性は世代差が激しく
全体では「無農薬なのだから仕方ない」と考える人が圧倒的に多かったが、男女・世代によってはバラつきも。「許せない」と答えた人が最も多かったのは10〜20代女性で45.8%。やはり若い女性は嫌悪感が強いようだ。
50代女性も44.8%で続いている。男性はどの世代も3割台だが、女性は世代差が大きく、40代では29.5%、60代ではじつに19.0%まで許せない派が減少。
無農薬野菜や自家菜園で採れた野菜を調理すれば、虫などがついているのは日常茶飯事なので、女性でも調理機会が多い人は「それほど目くじら立てることではない」と感じるのかもしれない。
■執筆者紹介
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)