「プールから出た子供の腕をタオルで覆わないで」 水泳インストラクターが警鐘
気温が上昇し、水泳を楽しむ子供が増えるこの時期。安全対策についての動画が話題を集めている。
プールから出てきた子供にバスタオルをかけ、体を覆ってやる親は多いだろう。しかし「それは危険」「やめましょう」と呼びかける水泳インストラクターの動画に『LADbible』など海外メディアが注目し、内容を紹介している。
■水泳で濡れた子供の世話
海外在住の水泳インストラクターが、TikTokに動画を投稿。「子供にタオルを巻く正しい方法をお教えします」と、水泳を終えた子供をプールサイドで拭く際に注意すべき点を紹介している。
まずは子供の肩からバスタオルをかけ、両腕と体をすっぽり覆う様子を公開。そして「こういう覆い方をする人をよく見かけますし、私も親としてよく同じようにしてしまったものです」「これではダメなんです」と断言した。
■タオルの安全な使い方
女性は、肩からバスタオルをかけたままプールに転落してしまった場合、タオルが濡れて重くなり、手足が自由に動かせなくなると指摘ししている。
そこで、まずすべきなのは子供の両腕を拭くこと。その後に両腕を上げさせ、胴体にタオルを巻いてあげるのが良いそうだ。そうすればプールに落ちてしまっても両腕は自由に動かせるため、安全が保たれると主張している。
■驚きの声が噴出
動画を見た多くの人たちが女性の主張に驚き、「すごく良いアイデア!」「腕を出しておけば、プールサイドで転びそうになっても手を前に出せる」といったコメントを書き込んだ。
「2歳の時にプールに落ちてしまったことがある」「タオルで腕をすっぽり覆っていたせいで、(自分では水から出ることができず)助けてもらう必要があった」と、経験談を書き込んだユーザーもいた。
小学生になると、「親抜きで友達とプールに遊びに行く」という子供は多い。各家庭や学校で「タオルで体をすっぽり覆わないように」と理由つきで指導しておけば、事故防止につながるかもしれない。